羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

地球温暖化(番外編) 米国がパリ協定離脱

  • 2019/11/07
  • カテゴリ:all

いきなり番外編です。米国は、2019年6月1日にトランプ大統領は炭酸ガスの排出量低減の目標に関するパリ協定からの離脱を表明し、ポンペオ国務長官(外務大臣)が国連に対して11月4日に正式通知しました。これにより、1年後の2020年11月3日に協定から正式に離脱をすることになります。

2018年度の炭酸ガス排出量は、1位が中国(28%)、2位米国(15%)、3位インド(7%)、4位ロシア(5%)、5位日本(3%)、6位ドイツ(2.3%)と続きます。この2位が抜けることになりますが、炭酸ガス排出量の変化は、その国の経済活動量に比例しますから、米国がどんなに経済振興を頑張っても、成熟した産業構造なので16%にはなりません。そこで、各国の経済活動度に対する炭酸ガス排出係数を計算してみましょう。数字は左から炭酸ガス(億トン)、GDP(兆ドル)、排出量÷GDPです。3つ目の数字は対GDPの炭酸ガス排出比で、数字が大きいほど、経済活動に対して炭酸ガを無駄に排出していることになります。

中国(94億t、14兆$、6.72)

米国(50億t、21兆$、2.39)

インド(25億t、3兆$、8.27)

ロシア(16億t、1.7兆$、9.15)

日本(12億t、5.2兆$、2.21)

ドイツ(7.2億t、4.1兆$、1.74)

この中でドイツの炭酸ガス排出量が非常に少ないですが、これはフランスから原子力発電の電力を購入していることも、少ない一因です。GDPの炭酸ガス排出比は、日米独のグループと、中露印のグループに分かれています。中国は長い間発展途上国である、と自ら宣言して排出量を守らない国でした。インドもそうです。

中国、インドロシアは、今後経済発展とともに炭酸ガスの排出量を大幅に減らすことが必要です。3国の合計は全世界の40%に達し、エネルギーを無駄に消費しているとも言えます。これ等の国々には、産業構造を効率的にする伸びしろが残っています。産業の効率化と変革に目を向けることが、長期的にはこれ等の国にとっても良い事なのですが、難しいのでしょうか。

Copyright © 2015-2019 Hane, Inc. & Beacon Associates, Inc.