羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

AIとは何でしょう その1 (シンギュラリティは2045年ころ)

AI(Artificial  Intelligence)について、かつてはAIが凄い可能性を持ち、これさえ有れば何でもできる、と言う話題でした。それでも最近は、どうやって使うか、と言う腰の落ち着いた話題へと内容が変わっています。それでは、AIとは何でしょう。AIの日本語訳は人工知能です。この訳は直訳ですが、知能と言う単語には違和感が有ります。それは、AIには創造力が無いからです。AIとは、「これまで人間にしかできなかった知的な行為(認識、推論、言語運用、創造など)を、手順(アルゴリズム)とデータ(事前情報や知識)を準備すれば、それを機械的に実行するコンピュータの利用分野」 です。しかし、AIのソフトウエアのアルゴリズムには創造性は有りません。もしそうであれば、プログラム自体が創造的に自己変化する必要が有ります。有るのは、皆が忘れていたような些細な事でも知識データベースに記述してあれば、それをほじくり出して活用する機能です。

もちろん、人間の創造性も過去の経験の中から、新しい組み合わせや解釈を作り出していますが、全く新しいことを思い付くのは稀です。一方、AIは創造性が無いと言っても、より広範囲で深いレベルの知識から探索し、離れた領域の知識を結び付けることができます。

現状のAIの知識データベースはそれぞれの知識データの属性を飛び越えて、他の知識データを利用することはしないでしょう。属性を飛び越えるには、データの準備と、異なる属性から使えるデータを探し出す手順が膨大になり過ぎて、現状の計算機の処理能力では実行できません。

ただし、現在のAは決められた属性内の情報であれば有能であり、すでに人間の能力を超えています。将棋や碁などのゲームでAIが人間に勝つことができるのは、これまでの闘いの記録(棋譜)の全てを知識データベースとして持ち、この中で勝ちに導く手を探し出すからです。しかし、将棋用のAIと碁用のAIは違いますし、前例のない新しい手が続けば、AIは勝てません。人間は新しい手に対しては、知能増幅と言って自分の知らない領域で新しい考えを作り出すことで、対応します。言ってみれば「こんなものかな?」として直感や感覚で打つことです。この割り切りが計算機にはまだまだ難しいのです。

さて、シンギュラリティと言う言葉が有ります。これは技術的特異点と訳され、AIが人間を追い越す時、と言うことを意味します。つまり、異なる属性と言うデータ量の壁を乗り越えて知識の探索と言う壁も乗り越えて、計算を行い、人間の行う知能増幅を疑似的に行えるようになる時です。それは、ムーアの法則で計算機のメモリー量が人間の脳の記憶量を超える時でも有るのかもしれません。時期的には2045年で、意外に近い将来です。

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