羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

地球温暖化(その10) 温暖化は太陽の体温がちょっと上がったから

 今回のブログは、太陽活動が非常に長い周期で増減することで、温暖化したり氷河期に成ったりすることの説明です。CO2その他の温室効果ガスによる地球温暖化の影響力(この値を放射強制力(W/m2)と呼びます)と、太陽エネルギーの変動とを比較し、どちらが温暖化に対して強い影響力を持つかについて比較できるようにデータを明らかにします。
 
 2019年12月17日の「地球温暖化(その2) 温暖化はCO2の増加による」に載せた大気中のCO2量の経年変化のグラフの右側の縦軸がとても気になっていました。この放射強制力と言うのは、CO2などの地球温暖化ガスや雲の分布などの変化による地球気候の変化に対する影響力の強さを表します。従って温暖化の定量的な評価については、日本気象学会の用語解説にもこれ以外に太陽の照射量も含むべきもの、とされています。
その2で使ったグラフは、放射強制力には、CO2だけでなく、他の温暖化ガスがあります。これ等をまとめてグラフにIPCC第4次評価報告書 第1作業部会 政策決定者向け要約の図を、国立環境研究所 地球環境研究センター 江守正多氏が2010年3月1日に日経エコロミー連載コラム温暖化科学の虚実研究の現場から「切る!」第11回 「温暖化はやはり減速中?原因は水蒸気か自然変動か」、にあるので、この図をコピーさせて頂きました。
https://www.cger.nies.go.jp/ja/people/emori/nikkei/ecolomycolumn_11.html
 図中右側の赤が温度を上げる要素と左側が温度を下げる要素が人為起源、下から2つ目の太陽放射が自然起源で、一番下がトータルです。このコラムの結論として、江守氏は地球温暖化が進行中で有ることを確信していると、結論で述べていらっしゃいます。

 ここで疑問が有ります。下から2つ目の太陽の放射強制力の算出方法が分かりませんが、この算出方法への疑問は小さなことです。大事なことは、太陽の放射強制力が1.4kW/m2を中心として日々、年々、変化しており、何回も有った氷河期は太陽活動の変動で起きたものです。太陽活動の変動は、11年周期にそのべき乗で変動しており、長期的には大きな値となるとされ、温室効果ガスによるプラス1.6W/m2に比べればはるかに大きくなるはずです。
 太陽活動の視標とされる太陽黒点数の観測は数百年間の記録しかなく、CO2濃度の測定に至っては100年以下です。46億年に達する太陽活動で、放射エネルギーのゆらぎは、はるかに長い年月で起こります。なぜなら、太陽のエネルギーを発生する核融合は、太陽の中心の核で起こりますが、そのエネルギーが太陽表面に出て来るまでの途中にある放射層を超えるのに、17万年かかるとされます。核から表面までの巨大な熱反応のフィードバックシステムですから、数千年程度のゆらぎが有ることは予想の範囲内でしょう。つまり、人類の歴史よりも長い時間をかけたゆらぎで、氷河期とか温暖期とかが有ったことは、地球の地質には温暖期と氷河期の痕跡が残っていることから事実です。
 最近の太陽活動の周期から、地球は温暖期が終わり、これから氷河期が始まる、という考え方が有ります。しかし、この説は温暖化に賛成する学者によって無視されています。

 地球の進化のある時点、大気温度が下がった時の原始大気はCO2が半分程度であったとされています。その後、大気はいろいろの化学反応が起き、CO2が植物の活動で酸素と炭素に分解されて、炭素は石炭や石油として地下に埋蔵されました。現在のCO2濃度は0.4%しかなく、いずれ植物が呼吸困難となり、植物を餌とする動物も死に絶えるでしょう。CO2は絶滅危惧種として、長い目での維持を考える必要があるのではないかと思います。

 地球温暖化が進んでいるとする説は、温室効果ガスの放射強制力の強さが太陽エネルギーの変動に比べてわずかであるということによるものです。声の小さな太陽物理学者の意見をもう一度確かめようではありませんか。CO2を減らそうと言う運動は、子供たちに間違えた科学を刷り込んでいます。海面上昇は太陽のご機嫌で起こる事であり、自然に対する人類の影響力は微々たるものです。

Copyright © 2015-2019 Hane, Inc. & Beacon Associates, Inc.