羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

正義中毒とエーリヒ・フロム

エーリヒ・フロム1900~1980はドイツの社会心理学、精神分析、哲学の研究者です。「自由からの逃走」1941は、なぜドイツでファシズムが勃興したかを心理学的に分析した著作です。当時のドイツ国民がなぜユダヤ民族を迫害し、世界大戦をひきおこしたかがこの本から推測できます。下の画像はWikipediaからのコピーです。

フロムが心理学的に問題としたのは、権威主義がサディズムとマゾヒズムを生み出したことを「自由からの逃走」と定義して、真のデモクラシーからの逸脱である、としています。この場合、デモクラシーとは政治では無くて、個人の尊重と言う意味でしょう。デモクラシーからの逸脱過程では、画一性と破壊性が生まれ、思考や感情や意思や欲求は個人の自発的なものではなく、社会や他人からの影響を受けるようになる。ここで、影響を与える側がサディストであり、受ける側がマゾヒストとなります。社会や個人は精神心理的にこの病に侵されることになります
さて、
前2回に亘って書いた正義中毒で、正義中毒に罹った人や組織(社会)はフロムの言うサディストでしょう。ドイツ人が戦争に負けるとケロッとナチのナの字も言わなくなったのは、新しい記憶や考え方を司る前頭葉がメタ認知を管轄しており、その部分を書き替えるのはとても簡単で、後悔とかの後遺症も残らないからです。
これは、ナチスが政権を握ったのが12年間と短く、メタ認知の書き替えも簡単だったからでもあります。それに比べると、お隣の国々は民族性が歴史的に異なることと、数世代を越えてメタ認知の偏りを刷り込んでおり、将来はもっとメタ認知の偏りが洗脳の域に達して、差が顕著になる事でしょう。

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