羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ウィズ・コロナへ その6、第2波は真っただ中

 東京都の武漢コロナ感染者が劇的に増えています。8月1日の新規感染者数は472名で、3日間連続で増えていました。これまでは東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の東京圏での感染だけに抑えていたのが、ここに至って全国的に感染者が広がっています。これは、東京都と厚労省が中途半端に都外との往来を認めた結果で、あと2週間都内の新規感染者を抑えていれば、全国規模の感染は防げたことでしょう。感染源がはっきりしていた段階での、人々の移動の制御を誤ったのです。
 過去のことは置いておき、次の話にいたしましょう。2つのグラフから成る図をしまします。上のグラフは、2月にウィルス騒ぎが始まってから8月1日までの新規感染者数の推移です。6月半ばからの2つ目の山では、感染者数は5月に終わった第1波をはるかに超えています。さらに、第1波が5週間で納まっているのに、今回は5週間経ってもまだ増え続けています。つまり、実効再生産数Rが未だ1以下になってくれないことです。


 図1 上のグラフは毎日のウィルス新規感染者数下のグラフは重症化者の変化
 
 同じ図1で、下のグラフは重症者数の推移です。東京都のデータは4月27日以降しか開示されていないので、左半分が欠けています。2つのグラフを見比べて注目して頂きたいのは、今回の波は感染者数が多いのに、重症者が少ないことです。これは、ウィルスは感染を続けると弱毒化する、と言われます。武漢で発生したとして、半年を経ているので、ウィルスが弱毒化して重症化する割合が減った、と言えなくも有りません。これは良い情報かもしれません。
 しかし残念ながら、先ほど書いた弱毒化は確実ではありません。下のグラフは各年代を構成する人口で規格化した、10万人当たりの10日間感染者数です。上側の2つは第1波と第2波の途中までを各年代別の構成人数で規格化した感染者数です。下側のグラフはこの説明用で、左の山が第1波、右の半山は第2波の途中までで、正に現在は第2波の真っただ中です。


図2 上のグラフは第1波と第2波の年代別新規感染者数、下のグラフは2つの波を示す新規感染者数

 第2図の上側の年代別感染者数が第1波と第2波とでは大幅に違うことがお分かりになるでしょう。第1波の感染者は高齢者で、重症化しやすかったのです。第1波の重症者数が多かったのはこのためかもしれません。重症者の年齢が開示されていれば、この点は明らかになるでしょう。3月4月の感染中心が病院内や高齢者の集まる施設で起きていたことからも、ウィルス弱毒化は言い難くなりました。
 しかし、第2波は20代30代の感染者が主で、重症化する人数は減っています。感染の最初はカラオケや夜の歓楽スポットでしたが、最近はこれ等の初期感染者が仲間にうつしたり、街に出てつり革経由や密閉空間内で人に移したりするため、感染源不明の割合が増えています。これと同じ様に、東京の歓楽街で感染した地方からの若者が地元に帰って、周辺にウィルスを拡散している事例も増えており、お盆に帰省する東京在住の若者が地方の高齢者を感染させる、さらなる危険も有ります。
 すでに全国に広がってしまった感染を終息させるにはどうするのでしょう。話が長くなったので、続きは次回にいたします。

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