羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

アカザエビが海底でプラスティックを粉砕していた

 マイクロプラスティックは元のプラスティックがn個になると表面積はn倍になります。500㏄のPETボトルが1個5マイクログラムのマイクロプラスティックに粉砕されると500万個になり、倉庫の面積にまで表面積が広がります。粉砕されたプラスティックが不活性であればよいのですが、邑楽スティックの表面は化学テク吸着性が強く、農薬や環境ホルモンを表面に集めます。
 これまで、プラスティックを細かくするのは太陽の紫外線が主、と書いてきましたが、Forbes Japan 5月2日にプラスティックの粉砕をしている新手の生物が見つかったことが出ています。
 それは、大西洋北東部や地中海に生息するエビの一種、ヨーロッパアカザエビです。アカザエビは、海底に沈んだプラスティックの破片を餌と共に飲み込んで鳥類の砂嚢のような消化器科を用いて、さらに細かいプラスティックに分解していることが明らかになった。(Environmental Science and Technology)この結果、プラスティックはさらに細かく粉砕され、表面積を増やして農薬などを吸着し、小型のプランクトンなどに食べられ、小魚、大型魚類やイルカ、と連鎖します。

 このようなプラスティックの粉砕化はヨーロッパアカザエビだけでなく、他の生物も日々行っていることで、陸から海に流れ込んだプラスティックは、最初は太陽の紫外線で粉砕されて海底に沈んでから、この様な生物に食べられて微細化が促進されます。
 ここで 大事なことは、プラスティックは消化されないことです。この結果、食物連鎖の上位の動物を、化学物質で次々に汚染します。最近では、人間で騒がれたダイオキシン汚染による胎児の異常が、海洋に住むイルカの不妊問題として表れています。参考:「環境ホルモンに蝕まれるイルカたち」田辺信介(愛媛大学 沿岸環境科研究学センター)
 今のところは、海洋生物にとどままっているようですが、やがては何らかの経路で陸上で飼育される動物にも汚染の連鎖が広がるでしょう。私たちが今できることは、プラスティックごみを自然界に出さないことだけです。そのためには土に埋めても、やがては表面に出てくる危険が有るので、プラスティック類を始末するには再利用か焼却しか方法がないでしょう。

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