羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

はやぶさ2 カプセル放出は12月5日

 JAXAは9月10日にはやぶさ2の近況を以下の様に発表しました。
9月9日の地球からの距離は約4000万㎞で、8月28日に約3か月間続けてきたイオンエンジンによる加速を終了して、現在は軌道を精密に測定する作業が行われているとのことです。9月15~21日にはイオンエンジンを使って最後の軌道修正を行う予定です。10月からは、リュウグウで採取した地質サンプルを納めたカプセルを、オーストラリアのヌーメラ砂漠に着陸させるための最終誘導段階に入るとのことです。
 9月15~21日に行った軌道修正をTrajectory Correction Maneuver TCM-0と呼び、10月に行う最終誘導は5回を計画しており、それぞれTCM-1~TCM-5と呼ばれるそうです。TCM-0がイオンエンジンを使うのに対して、TCM-1~5は化学エンジンを使うそうです。できる限り地球に近づけて、強いパワーでパッパっと精密制御をおこなうのでしょう。

 上の図はJAXAが発表しているこんごのはやぶさ2の運用計画です。TCM-1~5にはそれぞれの目的があり、0~2は地球には衝突せずそのままそばを通り抜けるコース、3と4はヌーメラ砂漠への衝突コース、5はカプセル放出後に全力で地球の重力から逃れるための科学エンジンの噴射です。詳しくはhttps://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11479_hayabusa2をご覧になってください。
 カプセルが放出されるのは12月5日で、地球から約22万kmの位置です。地球から月までが約38万kmですから、約58%の位置です。この位置からはやぶさ2は、カプセル(遊星爆弾)をヌーメラ砂漠に向けて発射します。カプセルは12時間後に着地する予定で、この様子は“上から”はやぶさ本体が実況放送をする予定とのことです。
カプセル放出後の本体は、次の目標に向けて飛行?します。目標は2001AV43と1998KY26のいずれかで、12月5日のTCM-5までに決めるとのことです。
 現在の問題は武漢ウィルス騒ぎで、オーストラリアが外国人の入国を厳しく制限していることです。JAXA関係者は大丈夫でしょうが、一般人はほぼ100%カプセルの着陸を観に行けません。その前にヌーメラ砂漠は原住民の許可無しでは入れない地域ですから、私たちははやぶさ2からのカプセルの発光の実況放送を楽しみにしましょう。

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