羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

第5世代携帯電話 (なんちゃって5G)

 8月25日にNTTドコモは、5Gの整備計画説明会で先行するKDDIとソフトバンクに続いて、なんちゃって5Gへの参入を発表しました。これらは、総務省が4Gの周波数帯での5Gを使用することを解禁することで始まった動きです。
 これは、5G用の周波数帯で5Gを使用するには、多量の基地局の新設が必要であり、投資に見合うだけの利用者数の増加が見込めないからでしょう。既存の4Gの700MHz~2.2GHzの周波数帯と基地局を使って5Gのサービスを提供すれば、少ない投資で5Gの魅力をアピールして、5Gのサービスコンテンツが作られノウハウも蓄積できるだろう、との見込みです。
 完全を望む技術者たちからは“なんちゃって5G”などと揶揄されますが、少ない投資で市場の開拓と技術開発ができるのはうれしいことでしょう。

 なんちゃって5Gは、送受信の時間の遅れは5Gと同等(1ms)、面積当たりの接続端末は5Gと同等(100万台/km2)、基地局からの電波が届く距離は5Gより5~10倍の数km、通信の速さは5Gの10分の1で1gbit/sです。まとめると、なんちゃって5Gは通信速度が10分の1と遅いだけで、他は5Gと同等かそれ以上になります。
 つまり、スピードが1msから10msに落ちるだけです。さらに、5Gが都市部の限られた場所しかサービスを提供できず、それでも届かない場所ができるというネガティブの要素が無くなります。すでに全国に展開されている4G網をこのまま使って5Gを使えるのは、企業だけでなくユーザーにも福音となるでしょう。

 最後に未確認事項ですが、4Gの基地局を5Gとして使う場合、基地局は運用ソフトウエアの書き換えだけで済むのか、新なアンテナと送受信機が必要なのかはわかりません。私は前者で済むと思っていますが、どうなのでしょう。もし後者であれば投資が必要ですが、それでもフルスペックの5Gより1桁~2桁安いでしょう。

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