羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

基地局の電磁波を調べてみました

 3Gと4Gの700MHz~3.5GHzの基地局のアンテナは大きくて目立つので心理的な圧迫感を与えますが、頭部被曝量を計算上で比較すると、基地局アンテナが10mの目の前にあるよりも、距離携帯電話を頭に密着して使う方が大きくなります。ただし、基地局は昼夜に関わらず電磁波を出すので、基地局に近い場所で送信ビームに直接向き合っていれば、総被曝量は大きくなります。
 被曝量は、電磁波の強度×被曝時間です。電磁波の強度は、キャリア電話局や学者が計算した理論値では納得ができません。そこで、実際に都内での電磁波の強度を測定した結果をお見せしましょう。

 測定した時刻の表示が狂っていますが、2つのグラフは、同じ時に家の外と中で電磁波の状況を測定した結果です。場所は東京都の広尾の住宅街、軽量鉄骨コンクリートの3階で、左のグラフが屋外のテラス、右のグラフが網入りガラスの窓を隔てた室内での測定結果です。共に横軸は9kHz~3GHz、縦軸はdBm表示の電磁波強度電力です。測定時はまだ東京タワーが稼働中で、左のグラフには500MHz帯に東京タワーからの信号、800MHz~2.2GHzに携帯電話と基地局からの電磁波がはっきりと見えます。右のグラフは窓を挟んで2m離れた室内の強度で、300MHzのVHF帯から上の周波数は約20dBm、つまり電力では100分の1に減っています。ただし、1.9GHzと2.4GHzに自分の家の親子電話とWifiが現れました。
 これらの電磁波が身体に影響するか否かは、携帯電話を使用することによる脳腫瘍の発症確率は5,000分の1ですから、これに比べると屋外で受ける電磁波の強度は、おそらく、100億分の1程度でしょう。屋内ではさらに100分の1に減ります。基地局によほど接近しなければ、基地局からの電磁波は無視しても大丈夫です。
 2013年に比べて現在は、マイクロセル化して近くにも基地局アンテナが増えましたが、到達距離を短くするために送信電力を減らしているので、基地局のピーク値は同じようなものです。古いデータを使ったのは、スカイツリーの電磁波も同じように家屋内では減少していることをお見せしたかったからです。
 さて、ここで、理論的なお話をしましょう。まず、家の中ではなぜ電磁波に強度が100分の1になったか、です。電磁波は水分に吸収されるので、コンクリート壁を透過することができず、反射することも有りません。少なくとも、300MHz以上では吸収効果が有り、水分を含む土壁や、木材とセメントのモルタル壁、サイディングなどにも吸収性が有ります。壁に開いた窓は、そのままでは電磁波を通しますが、今回の例の様に鉄線の網入りガラスも遮蔽効果が有ります。窓をきっちり閉めておけば室内は100分の1以下になります。
 次に繰り返しになりますが、5Gについてです。5Gの使う周波数は、3GHz以上であるため体表面で反射され、身体に影響はできません。窓を閉めた室内にも侵入しません。影響するのは2.2GHz以下の3G(もうすぐなくなります)と4Gの一番下の700MHz~1.1GHzです。ところが、「なんちゃって5G(9月15日)」は4Gの周波数と基地局を使うので、本物の5Gよりも身体へ達する電磁波の影響力は大きくなります。それでも、4G自体が屋外でも屋内でも影響していなかったのですから、気にしないでください。

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