羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ウィズ・コロナ (トランプのソーシャルディスタンス)

 トランプ大統領が退院して、ホワイトハウスのバルコニーで聴衆に向かって演説をしました。この行為に対して、反トランプのメディアは一様に「マスhttp://wavesafe.jp/test/wp/wp-admin/post-new.php?post_type=pageクをせずに・・・」と、ウィルス感染の危険がある、と批判をしています。メディアの批判は当たっているのか、工学部の立場から、マスクの効果とソーシャルディスタンスはどの様に決めるべきか、の説明をしましょう。
 ソーシャルディスタンスとは、吸気する空気中のウィルス密度を減らすことが目的です。ウィルス感染は、一定数以上のウィルスを肺の中に取り込まなければ人の防御機能で殺菌されてしまうので、起きません。感染者の呼気のウィルス密度は1m離れると約4200分の1に希釈されます。2m離れれば34,600リットルの中に1回分の呼気です。これだけ薄められれば、ウィルスには感染力が無いでしょう。(注1)
 咳やくしゃみの場合は、唾液飛沫が飛び散りますが、マスクの効果はこのように咳やくしゃみの飛沫を止めるのが目的です。感染者の飛沫の大きさは約2ミクロンで、略式のサージカルマスクでも侵入を止められるでしょう。手製の布製マスクでも、感染者の咳やくしゃみで出す飛沫を止めることができます。ただし、直径0.1ミクロンのウィルスは、0.3ミクロンの穴のあるN95規格のマスクでも止められません。N95は、細菌には有効ですが、ウィルス核は通してしまうことが有ります。
 ソーシャルディスタンスとはこのようなウィルス密度の希釈、という観点で理解をすることができます。この距離は、風の有る屋外ではこの距離は短くなるし、晴天で紫外線が強ければ細胞膜を持たないウィルスはほぼ一瞬で殺菌されます。飛沫中でウィルスはしばらく生きることができますが、乾燥していればすぐに水分の外套を失って殺菌されます。

 話を元に戻して、トランプは危険な行為をしたか、です。バルコニーから聴衆までの距離は6m以上で、かつ屋外ですから、たとえトランプ大統領がウィルス陽性であっても、感染する危険は限りなく小さいです。米国のメディアはこの写真を使って、トランプがマスクを使わないことを問題にしていますが、そもそもマスクは意味が無く、屋外でソーシャルディスタンス以上ですから、マスク無しでも危険ではありません。

注1
 咳やくしゃみをしなくても、感染者の呼気にはウィルスが含まれているので、口や鼻から出たばかりの呼気のウィルス密度は感染させるだけの量が有るでしょう。しかし、頭を中心とした直径1mの範囲内の空気量は約4.2立方メートル、つまり4200リットル有り、1回の呼気の量を1リットルとすると1m離れるとウィルス密度は約4200分の1に希釈されます。2m離れれば球の体積は8倍です。
 屋外で、風速1mの微風で1呼吸が2秒であれば、2mの球体の空気34,600リットルの中に1回分の呼気1リットルが吐き出されています。これだけ薄められれば、ウィルスには感染力が無いでしょう。

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