羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

カーボンニュートラル2050 (1)

 これまで地球温暖化、とテーマ名にして15回書いてきましたが、今後はテーマ名をカーボンニュートラル2050として、新たな観点から書きます。
 菅政権の重要な政策として、2050年には温室効果ガスの排出をゼロにする、が有ります。今から30年後までにこの約束を実現することは、国の産業全体を作り直す事業となります。他人事みたいに思わないで、身近にこの事業を考えてみましょう。

 現在の温室効果ガスの構成がどんなものか、グラフを示します。左はガス成分で、92%が炭酸ガス(CO2)で、国際間の観点です。中央のグラフは炭酸ガスの発生源のグラフで、国内産業と炭酸ガスの関係を示し、石炭やその他の炭酸ガス源を含んでいます。右のグラフが私たちの身の回りの石油を原料とする事柄を示したグラフです。
 右のグラフから、私たちの生活とカーボンニュートラルがどんなものになるかを考えてみましょう。右のグラフは、炭酸ガスを出す物ばかりではありません。例えば、左上の化学用原料は、石油の分子を変化させて別の形態、例えば繊維やプラスティック、にした産物を得るものです。従って、ここでは炭酸ガスは出されませんが、もしもこれらを焼却すれば炭酸ガスとなりますし、自然界に捨てればプラスティックゴミになり、環境負荷になります。この24.1%の石油は、他の76%に比べると面倒な石油の使い方、とも言えます。
 一つご注意いただきたいのは、自動車の42%は全量が電気自動車化されます。家庭と業務の13.2%もそうです。これらは全て発電所で作った電力で賄われることになります。この結果、現在4.9%の電力は60.1%となり、これは炭酸ガス排出がゼロの水素燃料発電と自然エネルギー発電となります。
 恐らく、中央のグラフの半分くらいが電力をエネルギーとするのでしょう。一つ一つの実現性を考えると、自動車を取り換えるだけでは済まない、大変な事業となります。それでもこの政策を実現することが、私たちの生活にどのように影響するのか、今後見てゆきましょう。

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