羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

太陽黒点数が長期間ゼロ、氷河期への予兆か?

 太陽黒点数がゼロの日が続いている、との情報が有りました。この件で、既に昨年の5月に独立行政法人産業経済研究所、上席研究員の藤和彦氏が「地球、氷河期突入の兆候か・・・・太陽が100日以上も無黒点状態の異変が進行」と題して、太陽活動の活発度を示す黒点数が減少していることから、氷河期への突入の可能性を述べられています。
https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/162.html
 地球温暖化問題に取り組んでいる科学者の間では、太陽黒点の減少が地球環境に与える影響はほとんどない、と言う見解が一般的であることも述べられています。つまり、温暖化ガスの外套の効果の方が、太陽エネルギーの減少よりも大きい、としています。
 それでは、太陽黒点数の年次変化のグラフを観てみましょう。上のグラフは、ここ50年間の黒点数の推移で、黒い線は月平均値で、赤い線は13か月間の移動平均値です。太陽黒点数は11年周期で変動し、その上にもっと長周期の変動が裏に隠れていて、ピーク値が1980年から2019年に向けて減り続けています

 次に、下の図は1600年の江戸時代(1603年~1868)から現在までの太陽黒点数で、もっと長い期間のデータです。太陽黒点と太陽活動はリンクしますが、太陽活動が地球表面温度に直接影響するかは、諸説が有り確定していません。大気上層部での化学反応で地表の温度がどのように変化するかは、化学の問題なので言い切ることができないのことです。
 それでもここでは太陽活動の強さ=地表温度としてみましょう。江戸時代の初期から中期にかけての太陽黒点数はマウンダー極小期で、太陽は長期間不活発でした。歴史的には、恐らく、寒冷な時代だったのでしょう。たくさんの飢饉の情報があります。田沼意次の時代の1772年~1786年あたりは活発になりましたが、その後は減少して、江戸時代の最後はダルトン極小期にあたります。明治以降はずっと温暖で、人口も急激に増えました。

 しかし、1980年以降は減少傾向にあります。私たちに直接影響するのは、温室効果ガスの外套効果と太陽からのエネルギーの比較ですが、太陽活動の地表温度への影響は未だ仮説しかなく、分かりません。ガスと黒点とで、温度が上がるか下がるか、変動がどのようになるかは未知です。
 気候変動は、先進国にとっては工業技術力で十分ではありませんが、影響を減ずることができるでしょう。心配なのは、何十年後かの太陽活動が活発になった時に、ガスの効果が残っていれば、低開発国への影響は大きく、特に食糧問題が現在よりもさらに厳しく、南北格差問題として国際間の紛争の危険が増えます。従って、温室効果ガスを減らす努力をすることは大切であり、低開発国との関係や難民問題として、国家安産保障の課題として考えなければいけません。

 

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