羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

レジ袋有料化とプラスティックゴミ問題

 小泉環境相のレジ袋有料化が炎上して、75日も経たずにスプーンの有料化を言い出しました。挙句の果ては使い捨てプラスティック全廃の、「プラスティック新法案」を出すとのこと。小泉氏は総理大臣候補者としての評価が危ういのでは?その上、折角のご提案はあまりにも現実的で無く、ザンネンデシタ、になりそうです。
 このレジ袋とスプーン有料化、使い捨てプラスティック全廃は、カーボンニュートラルの一環です。もしレジ袋やスプーンが燃やされるとCO2が増えるから、ついでにプラスティックの生産をやめさせちゃおう、と思いついたらしいのです。が、大事なことをお忘れでは有りませんか。そう、この新法案は消費者の不便を全く考えていません。もう一つ、彼と彼ら(環境省と自民党)はカーボンニュートラルに対して科学的に対応しようとしていません。今の世の中は、これは無教養と同じなのです。
 レジ袋有料化の結果、消費者は大半がレジ袋を購入しないで、持ち込み袋を使っています。しかし、食料などの生活用の消費財の購入量が同じなら、出てくるゴミの量は同じはずです。ゴミ出し用の袋の数は減りません。スーパーではレジ袋を買わず、100均でレジ袋を買った“新品の”袋をゴミ用に使っているのです。だからレジ袋の生産量は、減らなかったと思います。
 つまり、この政策は環境改善には役立たず、消費者に悪印象を残しただけでした。
 ゴミ袋をちょっと追跡すると、最近はゴミ発電の技術が進歩しており、ゴミ袋は燃やされても電力へ変換されて無駄にはならなくなります。この技術進歩を知っていれば、環境省はもっとポジティブな提案をできたでしょう。ゴミの焼却技術や水素発電でCO2対策を行いながら、日本の科学技術力を発展させる、と言うことです。
 小泉環境大臣ならば発信力が有るので、お役人の「これは経産省の管轄ですから」などと言う縄張り発言を押し込めることができたはずです。お得意の国民に向かっての直接説明をすれば良かったのですが、科学的思考が追いつかなかったのでしょうか。逆に、レジ袋だけに飽き足らず、使い捨てスプーンの有料化で炎上しかけて、弁明のために、「いや実は、“全ての”使い捨てプラスティックの使用を止めさせたいのです」とTVで言ってしまいました。

 これは、現在の消費生活を根本から覆す発言です。実現には、プラスティックに代わる材料の新規開発と、生活様式の変更が必要です。例えば、魚や肉や豆腐の包装材料。これには水やにおいを通さず、必要な強度をもち、加工がしやすいことが必要です。それができなければ、スーパーに鍋やボールを持って、肉や魚を買いに行くことになります。専業主婦でも大変なのに、働いている人はどうやって会社帰りにお魚を買うのでしょう。必要なのは、プラスティックを元凶とせずに、どうやってCO2を出さないかを、考えることだったのです。

 今のところ、小泉環境大臣は、レジ袋と使い捨てプラスティック全廃で2ストライクです。まあ、それでも議場で居眠りをしたり、中国・韓国がらみで利権探しをしている議員よりも、結構なことです。
次はどんなプレーをしてくれるのか期待していましたが、自分の言い出したプラスティック全廃を言ったままで、同時に出すべき対策案を出すと言う打ちやすい球を見逃してしまいました。見逃しで3ストライク/アウトですね、ザンネンデシタ。
 それでも、次の打席では、ぜひともプラスティックゴミによる環境破壊と、環境ホルモンによるトランスジェンダー問題を、科学が分からないお役人や自民党に代わって、平易に説明して対策を示して頂きたいものです。ぜひぜひ、ホームランを期待いたします。
 最後に、私はCO2が原因の温暖化説を否定しています。今は温暖化ではなくて、地球と言う巨大な熱容量がこれまでの太陽活動の名残で冷え始めていないだけで、局所的な熱の非平衡が温暖化の様に見えるだけです。高温化は数年のうちに頭打ちになるでしょう。それでも、ゴミ発電や水素発電は資源の利用効率を高めることで、地球の平穏に大きな効果が有り、大賛成です。

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