羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ワクチンだけではパンデミックは止まらない

 英国のワクチン接種率は8月末で1回接種が72%、2回接種が64%に達しており、世界トップクラスです。その英国での武漢ウィルスに対するワクチン効果について、BBCニュースが9月2日版で感染率の低下と重症化についてまとめています。BBCが根拠にしたのは、ランセット誌に掲載されたキングスコレッジロンドンの論文です。
 ワクチンの感染予防効果は、2回接種者のうちで再感染したのは0.2%です。英国は人口6665万人で、現在の患者数が8月末で120万人は約1.8%ですから、感染する危険性は9分の1に減ります。
 もう一つ武漢ウィルス変異株で問題なのは、Long Covidと呼ばれる症状の長期化で、2回接種者で再感染者は0.2%、この内で5%(実数が31人)がLong Covidです。この確率は、感染した未接種者の11%がLong Covidになります。確率だけで比較すると、半分程度ですが実数は13万人ですから、圧倒的にワクチン接種は有効です。
 次に、これらの数字を別の点から見ると、英国の人口の6,665万人の内で、未接種者が約1,850万人おり、感染して症状を示しているのが120万人いることになります。この数字から、もうすぐ全員がワクチンと自然感染で英国民全員が抗体を持つように見えますが、残る未接種者1,730万人は恐らくワクチン忌避者で抗体保持者の増加は見込めません。彼等が感染しても毎日の新規感染者が3万人では、抗体保持者の増える量は微々たるもので1年半かかります。
 つまり、結局は、ワクチン接種だけでは感染は続きます。日本の場合もいくらワクチン接種率が良くても、ワクチン忌避者と新機能を獲得したワクチンによって、感染者をゼロに抑えることは無理です。
 人口6,665万人内で120万人が感染しているが、社会活動を復活した英国に対して、人口が倍の日本の感染者が21万人の割合は、11分の1で、疫学的に診れば大変に優秀です。この良い点をもっと評価しましょう。しかし、尾身会長に任せっきりの政府はリスクを超過大評価し、社会と経済と人間関係を窒息死へ導こうとしています。

 今後、私たちは少数の権威主義的な医師の意見だけに頼っている政府と役所を見限りましょう。広く、多数の意見を傾聴し、私たち自身がウィルスの変異と感染を理解し、それぞれが自分自身の体調と重症化について計算し、自らの生活を自衛することが必要ではないでしょうか。

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