羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

地球温暖化が始まったのは1950年と言う根拠

 9月11日の「今後はエネルギー高効率化が重要」のブログで、1950年から温暖化が始まった、とするための根拠となるデータが必要です。データ無しでは、TVのニュースショーで印象だけで断じる、コメンテーターのレベルになってしまいます。きちんと説明をしなければなりません。

 地球表面には、太陽からの紫外線~近赤外線領域でエネルギーが入射し、地表面を温めて、遠赤外線として宇宙空間へ放射します。地表からのエネルギーは、宇宙へ放射される前に、平均高度11km以下の対流圏内で、水蒸気や炭酸ガスに捕らえられて対流圏に留まり、対流圏の温度を高くします。温暖化とは、これ等の温暖化ガスと呼ばれるガスが増えた時に、対流圏に熱がたくさん貯められることです。
 下の図の上側は1890年から2020年までの世界の気温の年次変化です。下側は太陽黒点数の年次変化です。横軸の年次を合わせるために上の図は左右を圧縮してあります。

 対流圏の温度は、長い間太陽からの入射エネルギーで決められ、太陽活動を表す黒い線の平均黒点数と、地球表面の気温を示す黒い線は1950年までは一致していました。これは1950年までは、世界の気温は太陽活動によって律せられていたことを表します。しかし、1950年以降は黒点数が減っても気温は上がり続けます。つまり、この時点から気温を律するのは太陽ではなく、他の原因、つまり温暖化ガスによって気温が律せられていると言えます。
 この温暖化ガスが炭酸ガスか水蒸気かはわかりません。そこで次の図の世界の降水量、つまり空気中の水蒸気の量の年次変化です。緑は平年以上、黄色は平年以下です。

 2000年付近までは、降水量はそれほど多くなく、地球の水蒸気量が少なかったことから、水蒸気よりもCO2が気温上昇に寄与していたと考えています。しかし、2000年に至って降水量が大幅に増えていることから、対流圏の水蒸気量が以前より増えており、温暖化に対する水蒸気の正帰還作用が始まっている、と考えられます。
 2つの図を見て、1950年と2000年が近すぎることから、もしかすると温暖化ガスは最初から水蒸気だったのかもしれません。それでも、昔から水蒸気は有ったのに、温暖化にならなかったのですから、やはり炭酸ガスがきっかけを作ったのでしょう。

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