羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

人口減少の最終はSDGsになる

 2月24日付けの時事通信には、「韓国の2020年の出生率0.84、過去最低で人口も初めて自然減。ソウル時事」とあります。この発表は韓国統計庁によるもので、昨年の合計特殊出生率が0.92で、今年は約10ポイント低下しています。1970年の統計開始以来の最低記録とのことで、1以下なのは3年連続です。
韓国統計庁による2020年の出生数は27万2400人、同じく死亡数は30万5100人で、差し引きマイナス値となり人口減です。
 日本はすでに人口減状態になっており、韓国は2020年になってマイナスになったわけです。なお、2017~18年次の統計でマイナスなのは、アジアでは日本だけ、ヨーロッパではイタリア、ウクライナ、スペイン、セルビア、ドイツ、ハンガリー、フィンランドですが、南北アメリカは全てプラス、アフリカはデータなしですがプラスでしょう。
 人口減になるのは出生率だけで決まるのではなく、死亡率も影響します。日本は既に高齢化の人口構成なので、出生率が1.4と合わせて人口は減っていました。最近の2017~18年次の出生率を小さな順から並べると、
香港 0.90
韓国 1.04
スペイン 1.32
シンガポール 1.33
イタリア 1.34
と、続き、ウクライナ、ポルトガル、キプロス、ギリシャ、ポーランドの後に
日本 1.42
 となります。当時から2位の韓国は数年で0.84となってしまいました。なお、この統計には中国は載っていません。中国は一人っ子政策をやめても経済的原因や農薬汚染などで、出生率は1付近で回復していません。
 出生率が2 以下であれば、2050年までは主にアフリカ圏の医療整備によって人口は増えますが、いずれ人口はマイナスになり、世界は人口減に向かいます。ヨーロッパ圏は一足先に2025年から人口減少が始まります。
 しかし、かつては人口が多いことが経済・生産力と軍事力を増加させ、インドと南北アメリカがこれに当てはまって今後も力を付けるでしょう。一方、中国は労働力配分を間違えて都市に集めたことと、高齢化によって人口増のメリットを失いました。最近はデメリットが現れる前に工業力をウィグルなどの強制徴募した労働力で立て直そうとしていますが、国家運営の硬直化も加わってうまくいっていません。
 最近のキーワードのSDGs Sustainable Development Goalsとしては、自給自足が最終ゴールです。日本にとっては、江戸時代末期の鎖国の体制が一つのヒントです。この明治維新前の時代は、食料の自給自足ができ、限られた貿易で外国の文明を取り込み、政治的にも中国やアジア・アフリカの様に植民地化されずに自立して、高度な独立国家群(藩)による地域文化も育成していました。

 江戸時代末期は人口が3千万人と言われます。多産、多死で、労働人口の多くが食糧生産に従事していたという労働力構成が違いますが、日本の国土の食料生産力に見合った消費人口だったわけです。
 日本の食料の面でのSustainable Goal人口は3千万人です。もちろん、技術の進歩で養える人口と生産従事者の数がちがい、もう少し多いかもしれません。ですから、このまま人口減が続いても、高齢者も働ける社会であれば、Goalとしての人口3千万人は理想的であり、これが本当の実現可能なSDGです。
 ところが、経団連や政治家が振り回すSDGsとは、金融や商業をベースとした不安定でnon-Sustainableな経済社会の、その場しのぎのサラリーマンたちによる虚像です。欲しいのはそうではなくて、周辺の侵略的な儒教国家群からの侵略を、日本に適した古来からの専守防衛の知恵で守り、生活の維持を目的とする経済形態で、国外の政治経済に影響を受け難い国を運営することです。
 江戸時代の300年かけて作り上げた士農工商と言うヒエラルキーが、実は今後の日本にとてもよく合っている、と思いませんか。現在の出生率1.4を無理をせずに3世代続けて約100年続けると、日本の人口は4千万人になります。100年かけて、士農工商体制にソフトランディングさせましょう。4世代かければ3千万人となり、それ以上は減らす必要が有りません。
 人口が減り続けるとき、働き手の不足が気になりますが、この時に外国から安易に移民を受け入れてはいけません。考え方や宗教観の違う異文化の人との気を使う生活よりも、気心の知れたお隣との生活の方が楽です。ちょっとだけ頑張って働いて、最終的な目標の自給自足の国にすることを目指しましょう。今はこのような3世代、4世代後の子孫のための長期的な生活体系を作る時です。
 とは言え、
 この際、お隣の日本よりももっと人口衰退が加速している儒教国家群は放っておきましょう。古来から、中央集権による人民からの収奪と権力争いが続き、王が変わるたびに焚書を行い、前の指導者を逮捕してその業績を全否定する歴史を捏造していたので、継続的な伝統文化を育てられませんでした。これでは、日本のように民族的な文化と自立の経験を育てられず、減少した人口で安定した社会を創るというソフトランディングは難しいでしょう。

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