羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ワクチンはまだ来ない (働かない役人達の厚生労働省)

 3度目の緊急事態宣言が出され、昨年末から2月にかけて増えていた死者は、1万人に達しました。しかし、確実な対策となるワクチン接種はまだ本格化していません。医療関係者への接種後、一般人へのまとまった接種はまだです。最初はmRNA型とウィルスベクター型のワクチンを、それぞれ全国民に十分行き渡るほどの量を購入する“目処?予約”ができた、と高らかに政府と厚労省は発表していましたが、全てが反故。武漢で新型ウィルスの情報が出されてから、1年半経ってもまだお印程度です。菅首相が渡米時に、ファイザーのCEOと電話で話をしたようですが、効果が有ったのか無かったのかもわかりません。
 GDP 3位の国と言いながら、医薬品産業は英国だけでなく、ロシアにも遅れています。これは新薬を創っても、厚労省の薬事承認の敷居が高く、手間と時間がかかるので、随分前から日本国内での新薬の研究開発と治験は止まっていました。
 日本には世界トップのスーパーコンピューターが有り、分子シミュレーションで新薬設計ができます。これだけでなく優れた人材も多く残っています。また、国家予算の3分の1が保険介護と医療費として使われ、医薬品会社には研究開発に使える売り上げが有るはずです。それにもかかわらず、今回の武漢ウィルス騒ぎでは何の進捗も有りません。これまで、厚労省が新薬承認の敷居を高くしていたので、新薬を創る経験が国内に無くなっていたためです。

 パンデミックの初期では、防疫以外の方法は無いので、厚生労働省にできることは、医師の手当と防疫です。医師と看護師は初期段階からご苦労され、感謝の自衛隊機の飛行も有りました。欧米に比べて患者数が10分の1だったのは、民度が高くて衛生観念が高く、防疫措置が行き渡っていたからです。
 一方、厚労省のもう一つの役目のワクチン創りは未だ成果なし。ウィルスにはワクチン以外は効かないので、一刻も早くワクチンを創ることが必要です。事ここに至っても、積年の事なかれ主義が現れ、薬事行政はストップをし続けています。
厚労省がしなければならない医薬品業界の指導と予算の用意、業界を働きやすくする法環境の整備などは、全部成果無し。国民の健康を守るという、責務は埃をかぶっています。
 ワクチン開発・生産国の英米が劇的に感染者と死者が減ったのに対して、ワクチン生産を支援しなかった厚労省は、我が国の国民の命を守れず、医薬品産業には外資が入り込んで技術が国外に流れ、未だに医師に過酷な労働を強いています。予算規模がはるかに小さい防衛省が、パンデミック初期には防疫と医療に活躍し、平素は国を守り、国産技術の開発を助けて産業を振興しているのとは大違いです。

 一番悪いことは、言い訳を言わないこと。言い訳は反省につながり、反省すれば法律も変わる。それをしないので、医薬品業界は改善できない。目的のワクチン接種は、ワクチンも、接種会場も、接種する医師や看護師の準備もまだで、遅れに遅れています。厚労省は、国民の怒りを理解せず、なめています。

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