羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

陰謀論の新ネタ (抗ウィルス薬をめぐって)

 トランプ前大統領は、大統領選挙の最中の2020年10月2日、自分と夫人が武漢ウィルスに感染したことを発表し、直ちに入院しました。ところが、わずか3日で退院し、その後の経過では快癒したもののようです。感染後の治療ですから、ワクチンは無関係、使われたのはイベルメクチンと抗マラリア剤です。
 イベルメクチンは抗寄生虫剤で、フィラリア感染の治療薬として開発されましたが、感染したウィルスの増殖を抑える効果が有ります。前記の抗マラリア剤も同じくウィルスの増殖を抑える効果が有るのでしょう。一時騒がれたインフルエンザ治療薬のアビガンと共に、治療薬として着目できます。
 大統領家族の治療が、衆人環視の下で確認をされたにもかかわらず、イベルメクチンは直ぐに専門家たちによって使用を禁止されました。理由は不明です。
 しかしその後、イベルメクチンはインドで使われて効果を発揮しています。インドは、下のグラフの様に3月、4月に感染爆発を起こし、5月6日のピークでは新規感染者は41万人に達しました。治療用の酸素や火葬が間に合わないなどの深刻な事態でしたが、6日をピークとして急激に減少して29日には17万人まで減っています。この時使われたのがイベルメクチンです。一部にワクチンの効果も有るかもしれませんが、インドは国内で十分なワクチンを作ることができなかったので、イベルメクチン効果でしょう。

 これは新たな陰謀論を示唆します。ウィルス対策はワクチンで、と言う常識を崩す治療法を、“専門家”は禁止しました。イベルメクチンやアビガンが武漢ウィルス治療に使えることが陰謀である、されたわけです。トランプが使った治療法と言うことでもあり、メディアも協力して無視を続け、陰謀論が成立したように見えます。
 陰謀論を創り上げるのには目的が有ります。ワクチンを使わなくても治療ができるならば、ワクチン開発に使った巨額の費用は無意味となるので、ワクチン開発に関わった人々や製薬会社の一部が怪しい、となります。
 さらにここへきて、開発後20年経ったアビガンの構造特許が切れ、ジェネリック薬品を作れるようになった途端に、中国人民解放軍が、アビガンを抗ウィルス用として使う、用途特許を国内登録してしまいました。まだ中国国内特許ですが、申請時に世界中に出願をしていることは確実でしょうから、登録されれば世界はアビガンを治療薬として使えなくなります。それでも、すでにインドネシアやカナダなどで使われており、どちらが先に手を付けたかの争いになるでしょう。これはこれで大事な問題です。
 話を元に戻して、片方は抗ウィルス剤が無効果だと言い、片方は抗ウィルス剤の使用に制限を加える。両方合わせれば、有効な対策はワクチンしか無くなる。これが後ろでつながっている可能性は大いに有りそうな気がします。人民解放軍の用途特許が、世界の国々で成立しないことを祈ります。
 これからの陰謀論の新ネタに気付いたらお知らせをします。

Copyright © 2015-2021 Hane, Inc. & Beacon Associates, Inc.