羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

新型コロナウィルスの経口治療薬の動向

 日本全国のCOVID-19の新規感染者数は、10月1日1,445人、2日1,245人で、8月中旬の第5波ピークから5週間経って、前例に従えば分布の谷間に在ります。これまでは、外出禁止が解除されて接触が増えることによる、次の立ち上がりに繋がりました。しかし、今回は7割がワクチンを1回以上接種しており、このまま減り続けてくれればよいと思います。
こんな中で、BBCとウォールストリート・ジャーナルが、米国メルク社の経口治療薬「モルヌビラビル」で入院や死亡リスクを半減させる、という恐らく第3相の臨床試験結果の中間報告をしています。
 我が国の塩野義製薬も9月28日にS-217622の第2相と第3相試験の開始を発表しました。第3相試験は安産性の確認が済んでいる治験薬を使って、数百から数万人に対して実際に使用して治験薬の有効性を確認するものです。

 これ等の治療薬は、ウィルスのどこを標的するかが異なりますが、ウィルスの増殖を抑える薬効が有ります。感染初期に投与することにより、ワクチン未接種者の重症化を防ぎ、ワクチン接種済みでも免疫機能が低下した人に、免疫力が回復するまでの時間的余裕を与えて入院を防ぐ効果が有ります。
 知りたいことはこれらの薬がいつ出てくるかです。各社、いつ出て来るかははっきりせず、いずれも来年に入ってからでしょう。ちなみにメルク社は値段だけは決めてあり、700ドルと言う価格はワクチンの倍以上の値段ではないでしょうか。ワクチンが全員に接種するのに比べて、治療薬は感染が判明した人だけに投与するので、使う量が違うため、これくらいの値付けをしてくるのでしょう。

 さて、治療薬が来年に入ってからでなければ使えませんから、私たちは3回目のブースター接種でウィルスに対抗することになります。政府は22年度分として、十分な量のワクチン供給を契約済み(モデルナ5千万回分、ノババックス1.5億回分)、あるいは協議中(ファイザー1.2億回分)です。欧米の例では、2回目接種の6~8か月後に接種するとのことで、この例に見習うのでしょうが、国民全員の2回目接種が済む12月以降になるでしょう。
 ただし、2月に接種した医療関係者には、10月から始めた方が良さそうです。薬に余裕が有ればさっさと始めた方が良いと思いますが、いかがでしょう。

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