羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

皇帝になりたいプーチンと毛沢東になりたい習近平。台湾有事は?

 ロシアがソビエト連邦を再現しよう、とプーチンがウクライナへ侵入しました。ロシアは侵略恐怖症の国で、周辺にポーランドやハンガリー、東ドイツ、etc.と、衛星国を緩衝地域として並べ、西側資本主義諸国からの侵略を防いでいました。しかし、ソビエト連邦は崩壊し、ロシアは裸の状態になっていました。
 そのうえ、8年前に反ロシアのゼレンスキー大統領が就任して、モスクワに至近距離のウクライナがNATOに加入しかねない、という心配が起こりました。と、いうことでウクライナ国内の親ロと反ロの争いによる不安定さを利用して、短期決戦で傀儡政権を作り、衛星国化してしまおう、と攻め込んだのが今回のウクライナ戦争です。
 ロシアの安全保障だけでなく、プーチンはソ連邦では無く、ロシア帝国を作って自分が皇帝になりたい様に見えます。お友達の、毛沢東を目指す習近平が悪い影響を与えたに違いありません。
 しかし、ロシア帝国の再興が成功する可能性はゼロです。ソ連崩壊の遠因となったアフガニスタン侵略と同じで、レジスタンス化したウクライナ国民によって追い出され、東側のドンバス地方とクリミア半島はロシアに割譲され、ウクライナは西側として生き残るでしょう。この地理条件では、モスクワを守ることができません。
 エリツィンを追い払って大統領になって以来、プーチンはずっとウクライナを手に入れようとしてきました。このたび、幸運としか言いようのない脱炭素運動の高まりのおかげで、ドイツには原発を止めさせてロシア産LNGに頼らざるを得ない産業構造にさせました。北欧諸国も同様です。
 その上に、バイデンが米国のシェールオイルの生産を止めたので、世界的に石油価格は爆増し、ロシア産石油の収入は増え、ヨーロッパ圏はロシア産エネルギーに頼らざるを得なくなりました。言ってみれば、グレタがきっかけを作り、メルケルとバイデンがチャンスを与え、老人になったプーチンが短気と事大主義とでウクライナを侵略したのです。プーチン皇帝は晩節を汚しています。

 この戦争を中国はじっとみています。すでに習近平はチベット、ウィグル、香港、と民族や地域を押しつぶしています。今回のプーチンのウクライナ侵略は、習近平の成功を見て気を強くしたのではないか、と思います。習近平を見習ったプーチンは失敗するかもしれませんが、習近平はそれもじっと観察し、台湾併合の参考にするでしょう。
 中国が台湾を侵略した場合、イギリス以外のヨーロッパ諸国は腰抜けでドイツは裏切るでしょう。米国のバイデンは少しだけ頼りになりますが、しょせんはプーチンと習近平の2方面作戦を行う余裕が無く、中途半端のままでアフガニスタンに続いて、米国の信用を落とします。
 中国の台湾侵略がいつになるか、はっきりしません。3月上旬に全人代、3月4~13日のパラリンピック、7月下旬から8月半ばの北戴河会議があります。どのようになるのか、もう少しはっきりしたら書きましょう。

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