羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

殺菌と消毒と感染防止の科学

 ウィルスは非常に低級な生物で、細胞膜が無く遺伝子を脂質タンパク質の殻で包んでいるだけです。殻は、アルコールや消毒薬や石鹼で壊されて、裸になった遺伝子はすぐに壊れます。これが殺菌消毒の原理です。また、可視光でも遺伝子が壊されます。光による殺菌については、以下の論文が可視の青色の光により細胞が死ぬことを述べています。
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25740018/25740018seika.pdf
 論文の「4.研究成果、2)ゲノム DNA 損傷に与える影響」によれば、細胞膜のある場合でも青い光が遺伝子に影響します。従って、細胞膜の無いウィルスは直接遺伝子が青色光で損傷して殺菌されます。室内照明では光量が少ないので、殺菌効果は弱いでしょうが、光量が多い屋外で太陽光を浴びたウィルスは短時間で殺菌されます。曇天でも殺菌されます。
 米国の疾病対策予防センターの、「ワクチン接種者は屋外ではマスク不要」と言っているのは、この光による殺菌と感染者の呼気が希釈される両方の効果によるものです。カラオケや飲食店で集団感染するのは、雰囲気を出すために、暗くて赤に寄った暖色光を使うので、ウィルスを殺す光のエネルギーと光量が不足です。この上に、換気が不十分であれば、感染者の出す呼気が希釈されずに漂っており、非常に危険です。
 先日厚生労働省が、屋外でマスクは不要、と発表をしました。しかし、現在の日本で、マスクを着用しないのは、裸で人前に出るのと同じ様で何となく恥ずかしくなります。この“屋外ではマスク不要”がどのくらい広まっているか、ここ数日注目しています。これによれば、昨日までの屋外でのマスク無しは確率的に数パーセントで、情報集めが上手な若い女性が多く、高齢者はゼロでした。TV漬けの高齢者が外さないのは、TVでマスク不要のニュースを流していないのかもしれません。不安を煽って視聴率を稼ぐTVや新聞は良いニュースはボツにするのでしょうか。

 屋外で歩いていれば、呼気は1000分の1に希釈される、と先日計算しました。しかし、公共交通機関の場合は危険です。ワクチン接種率が8割に達した現在でも、公共交通機関内ではマスク着用が必要です。天井と頭の間の車内空間の体積を120立方メートル、3分で換気されると、毎秒200リットル程度が入れ替わります。もし、電車内に感染者が一人いると、呼気は100分の1にしか希釈されません。(隣に立っている人はもっと危ない)。この場合は、高性能のマスクで防御するしか有りません。
 現在の日本は感染者数が少ないので、外出時に感染者と出会うことはほとんどありませんが、それでも交通機関を使う時は、空いている電車に乗るのが良いです。

Copyright © 2015-2021 Hane, Inc. & Beacon Associates, Inc.