羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

米中戦争の予防のために、日本の防衛力強化を考える

 ウクライナに攻め込んだロシア、開戦当初は通常兵力数でウクライナの10倍に達したのに、戦術で失敗しました。長期化すると西側の武器の支援体制に追い付けず、戦略でも劣勢になるでしょう。この劣勢を見込んでロシアは(プーチンは)、通常兵器で自国領土が攻撃された場合でも、核兵器を使用する、と核兵器使用のドクトリンを書き直しました。この新ドクトリンを、中国と北朝鮮は見習います。
 このロシアンドクトリンと、核の恫喝によりウクライナへは出兵しない米国の弱腰も、中国と北朝鮮は見抜きました。中国は米国の言う、台湾防衛や、尖閣防衛はリップサービスで、米国は中国の核を恐れて出兵しない、と思っています。
 ウクライナで、米国が世界の自由と正義を守ることをやめたことが、はっきりしました。と言って、日本や台湾はこれを責めることはできません。
 かつて、日本は核兵器所持を放棄する代わりに、米国の核の傘の下に入る約束を米国としました。しかしこれは、米国の軍事力が圧倒的に強かった時代の話です。今は、米国の力は中国に対して相対的に低下し、戦う勇気を失い、核の傘は破れています。
 近い将来、中国は台湾統一と言う政治目的と、太平洋への出入り口を獲得して太平洋への覇権を得るために、台湾に侵攻する可能性が大いにあります。
 台湾有事の際、侵略を完璧にするために沖縄の米軍との緩衝地帯として、尖閣と先島諸島を中国領として確保する可能性も大いに有ります。これは、地政学的に中国には納得できるシナリオです。
あるいは、QUADによる西側包囲網で一帯一路が思わしくなく、人口の激減で先行きが危ない中国は、米国と戦争をすることで世界の覇権を握る賭けに出るかもしれません。

 この時、日本は台湾と同盟関係を作ると共に、独自に尖閣・先島を防衛するべきです。現在、日米は同盟関係にあり、安保条約で米国には参戦の義務が有ります。しかし、米中間の戦いがエスカレートすると、第3次世界大戦を誘発する危険が有るので、米国の参戦は危険です。
 日本は米国には、ウクライナの様に武器弾薬の支援だけで自国を守る体制を作り、中国に日本を侵略する気を起こさせないようにすることが必要です。これは世界平和を守ることにもなります。しかし、現状の自衛努力をしない弱い日本では、アメリカ・ファーストの米国に見放されるかもしれません。この場合、日本は領土を奪われ、貿易ルートを遮断され、衰退します。
 やはり、中国を戦う気にさせず、平和のための防衛力は必要です。そして、核兵器による脅しに耐えるには、同等(すなわち核)か、日本向きのMAD(基地だけでなく、発電所等の社会インフラに対する、核を使わずに核兵器並みの被害を与える攻撃)による反撃力を日本が持つことを検討すべきです。
 すでに始まっている米中2国の覇権争いを、経済と軍事力の裏付けが無い日本が外交力で収めることはできません。それでも自民党内の保守勢力の奮闘で、GDG2%の可能性が見えているのが幸いです。台湾と共に腰の砕けそうな米国と、中国の暴走を抑えて平和を守るしかありません。
 そして、直近の課題として、「核拡散に拍車をかけるきっかけになりかねない、核共有と言う議論には慎重でなければならない」と、平和への手段を自ら放棄する岸田首相に任せておけるほど、日本は安心・安全な状態ではありません。参院選で岸田首相退陣になる様に、保守の方々は地方区と比例代表の2つの票を上手に使いましょう。

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