羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

中国、台湾侵略は政治目的、先島諸島占領はプラス経済目的

 中国が台湾を侵略する目的は、中国共産党にとっての長年の政治的目標を達成するだけでなく、太平洋への出入り口を作って赤道以南の海の覇権を手に入れることも狙いです。これまでの大陸国家から、中国は海洋国家を目指すわけです。この尖閣有事には、尖閣諸島与那国島から、宮古島までの5島に侵攻し、尖閣・石垣島の海底資源をねらう目的も有ります。
 産経新聞電子版に拠れば、中国は石垣島北方の日本のEEZ内で海底資源サンプルを採取した疑いが有ります。つまり、先島諸島は中国にとって太平洋への出口だけでなく、海底資源と言う経済目的も有ります。
 一方、米国では反トランプの急先鋒のナンシー・ペロシ下院議長が、台湾訪問を計画しており、これに下院の民主、共和の両党の議員が賛成し、反対はバイデン大統領(民主党出身です)だけ、と言う状況です。下院議長の訪台は、副大統領に次ぐ米国で第3位のこれまでで最高位の公人の訪問です。台湾にとっては、国際的な地位が高まり、大喜びでしょう。この動きは、中国には最大の不快な行為となります。

 台湾問題は、米中の政治的な代理戦争であり、台湾進攻と共に尖閣・先島占領も行うでしょう。日本は防衛予算が倍増する予定であり、もう少しだけ軍事力を強めて、本当に自衛できるようになりたいところです。逆の立場からすれば、中国にとって今が台湾進攻と尖閣占領の旬です。
 こんな時、習近平主席とバイデン大統領が電話会談を行います。結局は米国内の足並みの乱れを習近平に見透かされて、台湾進攻の危険性が少し上がることになるのではないでしょうか。
 さて、中国が独裁体制であるのに対して、米国は民主的に政治を行うので、国内の統治は一見統一性が無いように見えるでしょう。しかし、民衆の意識が支配者と一致しているわけではではありません。この点で民主主義は一般民衆の総意で統治が行われるので、有事の際に民意の拠り所が有れば、一致団結の力は強くなります。ウクライナのゼレンスキー大統領が良い例です。
 日本は安倍晋三元首相を失いました。今後、誰が日本人の心をまとめることができるのか、心配です。

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