羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ウクライナ戦争から、安全保障問題を考える

 米国の国力は経済と軍事の両方で世界1ですが、この5年は中国に対して相対的に低くなっています。中国の軍事力は、既に核兵器と通常兵器の両方で日本や台湾などの周辺国に対して圧倒的です。もう一つ困ったことは、ウクライナ戦争でのロシアの力による侵略の例を見て、米国や西側諸国が力に対して弱腰で、中国と北朝鮮は抜け目なく見習うでしょう。
この新東西対立関係で、日本は自衛手段の抜本的見直しを迫られています。憲法第9条を改めること、「防衛費のGDP2%」や「敵基地反撃能力」を持つなどは、中露そして米の変化と言う外圧により進展しました。
 今後、日本は防衛予算を5年かけて暫増しGDP比2%を目指します。最初に必要なのは、不足している人員を満たし、数日分しかない弾薬の備蓄を米国が支援してくれるまでを持たせる、1週間分まで増やすこと。そしてこの備蓄攻撃から守ると共に、有効に配分し最前線に供給する輸送システムの整備です。飛行機や軍艦などの装備費の増額はこれらの後になるでしょう。
 ウクライナ戦争は、日本に核兵器に対する意見をまとめておく必要を明らかにしました。本来、核兵器は国連の常任理事国だけが持ち、これらの国々は核の使用を自制する“信頼できる大人の国家”であることが前提でした。しかし、ロシアはこれを打ち壊し、中国も国連は都合の良い仕掛け、としか見ていません。北朝鮮は言わずもがなです。
ウクライナ戦争で、核を取り上げられた国(ウクライナ)が常任理事国のロシアから侵略され、核で恫喝されて、もはや核無しでは平和の継続を保証できなくなりました。日本はこれら中露の二つの常任理事国と北朝鮮というならず者国家から、海を隔てて背中を狙われています。
 さらに、北の核兵器を口実に、韓国も対日本向けの軍備を増強している信用できない国です。韓国はいつかは北朝鮮に核の運搬手段を提供するかもしれず、信用できません。ウクライナよりも状況は厳しいのです。
 ここに至って、日本は平和への保険として、核兵器の保持と使用を論じる時が来ました。
 核兵器の使用方法について、EUとNATO諸国は英国と米国の核兵器の共同使用方式をとっています。核兵器は、米英の2カ国が提供し、1国に縛られません。英国は米国に比べて同盟と条約と言う、国と国の約束を守ることでは、信頼性が高く安心です。
 一方、米国は英国ほど信頼できません。これまでは、見栄っ張りの米国は圧倒的な軍事力で中露を威嚇してくれましたが、今は頼れるほどの国力が有りません。
 国力が衰えている米国は、日本に売りつけた米国製兵器で中国と戦わせて、両国の国力を疲弊させようとしているのではないか、とさえ思わせます。米国にとって、中国の台湾進攻と尖閣・先島占領や日本への核の恫喝・攻撃も、米国にとって太平洋の対岸の火事です。太平洋の線引きが動くだけで、放っておいても面子がつぶれる以外は、直接自国には影響しません。

 この米国の下心を見抜いた中国は、2007年に海軍高官を通して、将来はグアム-ハワイ-アラスカの第3列島線の日本を含む西側は中国で、東側を米国支配と提案をしています。当時はこの提案を米国は蹴飛ばしましたが、いつ受け入れるか分かりません。こうならない様に第3列島線の中国側にある日本ができることは、米国資本を日本国内に導き入れ、悔しいですが、毎年数兆円で米国製の兵器を大量購入し続け、1週間分の弾薬を備蓄しておくことです。有事の際はこの武器を使い、米国には弾薬の補給と情報提供だけでも助けてもらうことが、今後の日米安保になるでしょう。
 話を核兵器の保持に戻して、核兵器を米国から買えば米国の影響力が残ります。たとえ買ったとしても、核兵器の100%管理権を日本には与え無いでしょう。これでは、いつまでも自立できません。自前で核兵器を造るか、それとも核兵器並みに敵地の軍事力と産業インフラを破壊する効果的な攻撃力を創るかです。最善策は、核をちらつかせながら通常兵器を使って、敵基地の破壊と軍需産業のインフラにダメージを与える能力を持つことでしょう。
 これらについては、実現する手段を探し、作業を行なうかを政治と経済の両方で、十分に考える必要が有ります。いずれ、ブログで取り上げます。

Copyright © 2015-2021 Hane, Inc. & Beacon Associates, Inc.