羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ペロシ下院議長の訪台で気付いたこと

 台湾が中国の影響下にあることを無理矢理世界に、つまり米国に、認めさせようと中国が米国に“一国二制度”を押しつけた時、米国が台湾を擁護するために、“勝手に米国内で作ったのが”台湾基本法です。これは台湾が攻撃された時に米国が台湾を防護する、米国内の法律です。これは台湾が国家として独立していないにもかかわらず、米国の良心として作ったものです。
 日本と米国の間には日米安全保障条約、が有ります。台湾基本法に比べて、日米安保条約は、日米間で、日本が侵略された場合に米国が同盟国とし支援する、と言う内容です。助けてく下さる国に注文を付けてはいてないことですが、米国は台湾に対して台湾独立を承認しなかったからと言う自責の念で対応し、日本には米国の国益の観点から対応するようです。
 当時は、ソニーの盛田さんの「Japan as number one」が出たこともあり、日本に反感を持つ米国人もいたことでしょう。日米安保条約は当初は一方的な日本支援で、日本に有利なだけで米国には軍事的な義務が課せられました。台湾には日本と同じ反米の野党もいますが、現在の台湾は重要な半導体製造産業を持っているから、さらに米台間で重要です。
 ペロシ下院議長は、米国で第3位の高官です。議長が台湾を訪問することや、戦略的な機能を持つ空母機動部隊と、戦術的な強襲揚陸艦機動群を台湾近くに配置して中国を威嚇するのは、台湾を重視していることの証です。元々議長は、人権問題から反中国の志向を持った人で、台湾訪問は台湾を支援するよりも、中国が嫌がるからでしょう。
 北泰河と言う中国の長老たちが集まる会議が、もうすぐ開始されます。これに合わせて習近平主席をチクチク突っついて、ウィルス騒ぎでと不動産投機で失敗して、内政問題がダメなところに、外交でもダメージを与えたわけです。
 常々は、中国は事が起こりそうな時は、戦狼外交で下級の役人が強い言葉で警告すれば相手国はそれなりに引っ込みました。男は男の言葉に弱いからです。しかし今回ペロシ女史は、女は男の言葉に動じないので引っ込みません。で中国は思惑が外れて面子をもろにつぶしました。
 ダメージの大きさは、後の祭りの台湾領海内や日本のEEZで演習やミサイルを撃ち込み、外務大臣以下の中級役人を総動員して、間抜けな宣伝活動をしていることでも余裕の無さがわかります。
 唯一、中国の属国の韓国大統領は、理由にならない理由を作って米国で第3位の高官との会見を逃げました。失礼なことで、外交的には大失点です。この上中国に逆らったら後でいじめられるのが怖かったからでしょう。この点、岸田首相は朝食会にご招待して、上手に関係強化のご接待をしたことでしょう。良かったです。にこやかなお三人の写真をご覧ください。

 もうすぐ日本の政界では内閣改造、日本維新の会の代表選挙などが有ります。中韓の動きを気にするよりも、味方の台湾対策を重視できる体制になると良いですね。誰が駄目で誰が重要か、皆様にはお判りでしょう。

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