羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

電気自動車は速いぞ

  • 2020/01/02
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私は、小学校時代はUコンと称するエンジン付きの模型飛行機に手を染め、14歳でバイクに乗り始め、16歳で当時の小型自動車運転免許(現在の普通自動車運転免許)を取り、中高校時代はエンジンの付いた乗り物に狂っていました。今でも、エンジンであれば、小さな漁船の焼玉エンジンでも、芝刈り機のエンジンでも、なんでも興味が有ります。

そんな私ですが、先日、日産の新型の電気自動車(以下EVと呼びます)のリーフに乗りました。モーターの出力はエンジン換算で150馬ですが、トルク(いわゆる加速力です)の32ニュートン・メートルと、約1.5トンの車体は昔のGTR-32並みの加速です。一見、中型自動車の性能の様に見えます。信号でのストップアンドゴーだけでなく、信号の無い首都高速環状線を走ると、「あれっ」と思う加速感が有ります。
この加速がどんな感じかと言うと、ユーチューブで2017年の米国で行われたトヨタとポルシェのハイブリッドレーシングカーが他のエンジン付きのレーシングカーを抜きながら走る所をご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=ZtJcfMnhZ0Y 12分以上の長いビデオですが、前半だけでも結構です。この2台はエンジンとモーターがそれぞれ500馬力で合計が1000馬力。抜かれる方のエンジン車の馬力は600馬力ですが、空気抵抗が律速する速度領域で馬力の差はあまり無く、効果が有るのは500馬力分のモーターの作る加速のレスポンスです。もっと言うと、加速力が出るまでの遅れ時間が、モーターは小さいからです。(技術的な理由の細かな説明は後の〔技術的な横道〕に書きますので、気になったら読んで下さい。)。

加速感が良いのは、車の運転感覚で大切なこと。リーフは昔のR32-GTRに近い加速力です。

運転を楽しんだところで、EVの課題をお話しましょう。EVを使用する際の課題は、多くが充電に関わることです。まず充電から次の充電までの航続距離、充電に時間がかかる、外出時に充電できる場所を探すのが面倒、です。筆者が気にしているのはこの他に電池の劣化、事故時の漏電です。その他に、高速走行では電池の消費量が大きい事で、EVはどちらかと言えば近距離用でしょう。

〔技術的な横道〕

モーターのトルクは、物によって違いますが、0回転~定格の回転数、例えば3300回転毎分まで一定で、それ以後は回転数に応じて低下します。このモーター特性が特徴で、0回転数の静止から3300回転まで一定の加速をします。勿論、低速時にはそんな強い加速をしない様に制御しているでしょうが、制限を外した中速域以上の加速はスポーツカー並みになるのです。

しかも、EVは加速するまでの時間が短い。エンジンはアクセルを踏んでから燃料を注ぎ込んでトルクが出るまでの時間遅れが出ますが、モーターの遅れはほぼゼロです。さらに、モーターはエンジンよりも回転数が高い分、タイヤに対する遅れ角も小さくなり、感覚的に優れた加速感になるのです。

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