レジ袋と年間25兆円の再エネ賦課金の呪い
いよいよ、次の自民党総裁を選ぶ総裁選が2週間後に迫ってきました。自民党だけでなく、公明党、日本維新の会や立憲民主党など”衰退する党“の議員達も密かに総裁選に関わろうとしています。これは自民党が直近の衆参両院議員選挙で大幅に議員数を減らしているためで、これ等の党は自民党と連立関係を作れば政治に影響力を持てるからです。
これ等の党はいずれも”自立心の有る“高市早苗氏に総裁になって欲しくはありません。神輿は軽い方が良い、のことわざ通りに簡単に操れる小泉進次郎氏に期待するわけです。同じ様に、小泉”総裁“に期待し応援するのは、自民党の中で自力で選挙に勝てない”腰抜け議員“と、糾弾される菅、岸田、石破、などの首相経験者と、建設や医療、交通、賭博などの利権に群がる”族議員“達です。
小泉進次郎氏には環境大臣時代に、有名だが全く効果が無く庶民の出費を年間200億円増やした“レジ袋有料化”を行い、現在は日本の自然を壊して太陽電池で地面を覆い、その費用を再エネ賦課金として1世帯当たり1万9千円、総額で25兆円を電気料金として国民から徴収しています。再エネ賦課金の利権には、小泉一族と河野一族が絡む“再エネ事業”を創り上げました。そして、今回は自民党総裁になって、増税と移民振興を財務省と経団連と目論んでおり、 “日本を衰退させる”グローバリズム政索を行うことになるでしょう。
自民党総裁になれば、彼は無能さ故に担がれて公明、維新そして立民などの衰退する左派ポピュリズム政党と連立し、任期が切れるまで衆院選を行わず、その間にこれらの党の人気を取り戻そうとするでしょう。しかし実際には、この3年間の連立政権は増税と移民導入政策を続けて国民から嫌われ、レジ袋と再エネ賦課金の恨みも加えて、2028年の選挙では“腰抜け議員”、“族議員”と左派野党と共に壊滅するでしょう。
ここで気になるもう一人の候補者の高市早苗氏ですが、もし高市氏が今回の総裁選で勝てても、まず総理大臣への首班指名の票を公明や維新から集めるために、議会ではこれら左派政党に政策面で譲歩することになります。加えて、リベラルな自民党議員達に足を引っ張られて、組閣の時から岸田、石破と2代続いた財務省の影響力を切ることは出来ないでしょう。高市氏は出て来るのが1年遅く、3年早過ぎるのです。
それでも、高市氏が自分の政策を行いたいならば、総裁にならずに同志と共に離党して新自民党を創り、旧自民党と是々非々の政策論争を交わしながら、自身の政策を宣伝し実現しながら次の選挙を目指すのが良いでしょう。この選挙で、旧自民党議員とリベラル政党の議員の大半は落選するので、ヨーロッパ式の多数政党による連立政権の首相になるかもしれません。これにより、保守系の国民の期待に応える事が出来るようになります。
高市氏には自民党の改革などという小さなことでは無くて、政界を作り直して頂きたいです。とは言え、これには優秀な参謀とコメンテーターの二人が必要で、仲間が欲しいです。