羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

地下鉄のトンネル内の電磁波

  • 2019/08/15
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本来、トンネル内では携帯電話は使えません。これは土やコンクリートが携帯電話帯の電磁波に対する優れた吸収体であり、地下のトンネルには地上からのUHF帯の電磁波は届かないからです。しかし、最近は日本全国ほとんどの地下鉄内で携帯電話を使うことができます。これは、地中に電磁波を送り込むために、トンネル内に短い距離で基地局と同じに指向性のアンテナを設置する、あるいは漏洩ケーブルと呼ぶ電線を張って電磁波を送受しているからです。これらにより、地上と同様の通信環境が作られています。
漏洩ケーブルを使う場合は、トンネル内の電磁波強度は一定を保ち、強い電磁波強度は必要ありません。一方、アンテナを使う場合は、トンネル内にアンテナを設置しますが、都市部での駅間距離が短い場合は、トンネルの入り口にアンテナを設置するだけで済ませることがあります。勿論、アンテナはトンネル内に向けてビームをしぼっているでしょうから、駅にいる人への影響は小さいでしょう。ただし、トンネル内でアンテナに近い所は出力を絞った基地局のアンテナ直前にいるのと同じです。運転手や車掌は数分おきに強い電磁波を受ける環境下で勤務することになります。運転室をシールドして電車の乗務員の被曝を減らすことはできますが、乗客の被曝を防ぐと電話が通じなくなるので、折角の方法は使えません。被曝を防ぐには漏洩ケーブルにすることです。なお、車内の空間は波長よりも大きい事と窓面積が大きい事も有り、反射による電力集中は無く電磁波の強度はほぼ均等です。

さらに、携帯電話事業のキャリア4社は都内の地下鉄の一部路線で、駅とトンネル内での2.45GHzのWifi電波を使った、移動使用可能のインターネット接続サービスをおこなう、新規格のWiMAXを始めています。携帯電話帯と違って周波数が成人の身体と共振できる周波数から外れていますが、乳幼児とは共振する可能性が有ります。使用者が多い一般公衆向けサービスなので、帯域を広く取って送信電力が大きい可能性が有ります。WiMAXは不足する携帯電話帯の帯域を広げる効果が有るので、キャリアが協力をしたのでしょうか。

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