羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

花粉症の季節ですが

 ご存知のように、花粉症は身体の防御機能の過剰反応です。私が少し関わる化学物質や電磁波による環境過敏症も内分泌系や免疫系の過剰反応です。これらアレルギー症状は、突如発症します。この症状がどんなものか、対処する方法がどんなものか、書きます。

 もし、外部から身体の平静状態を乱されると、身体は平常状態に戻そうとします。この恒常性をホメオスタシスと呼び、体温、血糖などを一定に保つために、神経経系、免疫系、内分泌系、循環系、消化器系など、多くの器官が連携しています。また、通常これらは、どれかが反応しても、過剰反応することが無いように互いに抑制するネガティブフィードバック関係を持ちます。
 花粉症や環境過敏症、あるいはアトピーは、それまでは何も以上が無かったのに、あるとき突如発症します。これは外からの刺激に対する自律神経系や免疫系内や分泌系の恒常性を保つネガティブフィードバック機能が破綻して、いずれかの過剰反応を抑えることが出来なくなったからです。
 この破綻は、外部刺激への抑圧を長期間の繰り返したか、一時的でも極端に強い刺激を受けたのいずれかで、刺激の累積値が個人の閾値を超えてネガティブフィードバックが委縮してしまうことです。この結果、外部刺激への過剰抑圧だけが独走して発症します。
この過剰反応を抑え込むには、過剰に反応している機能を抑え込む対処療法と、委縮したフィードバック機能を復活させることです。前者の場合は、花粉症ではくしゃみや鼻水を抑えるために免疫系を抑える抗ヒスタミン剤が使われますが、この方法ではフィードバック機能は戻らないので完治しません。むしろ体が怠けて悪化するかもしれません。
 後者のフィードバック系を復活するのが本質で、破綻しているホメオスタシスを復活させることです。まず第一の手段は破綻の記憶を忘れさせることです。花粉症では、反応する花粉の種類を特定して、その花粉の時期は被曝しない様にすることですが、どれだけ待つのかわかりませんし、待っている間に檜、ブタクサの花粉までアレルゲンとなる危険性が有ります。
 この方法の一種として、ごく弱いアレルギー源を投与し、段々と強くすることで、アレルゲンの検知能力をマヒさせる方法があります。一見荒っぽいですが、効果のある方法です。
 もう一つは、自律神経系を整えてフィードバック系を強化することです。自律神経を整えるサプリメントや漢方薬はいくつも有るので、これらを使うことです。効果がなかなか現れませんが、とても穏やかな方法です。アレルギー源投与法を使うか、自律神経系を強化するか、ご自分でお選び下さい。

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