羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

美味しいすずめの焼き鳥

 雀は可愛いですが、農民が80%を超えた江戸時代は米を食べるので害鳥でした。イネにたかる害虫を食べるので益鳥の一面もありますがやはり害鳥でした。最近は数が減ったので保護の対象となり、ここ数年雀の姿をあまり見かけませんでしたが、春になって、我が家の真向いの家の木に雀が巣を作った様で、朝から小雀の賑やかな鳴き声が聞こえます。その家に向かっているテラスの植木には雀がやって来ては、虫を探しています。今年は金柑に付くアゲハチョウの幼虫を食べて、葉が穴だらけになることは無いでしょう。
 江戸時代は害鳥として霞網で大量捕獲され、焼き鳥にされても庶民は気にせずに貴重なたんぱく源として食べてきました。現在の雀の焼き鳥の写真は目やくちばしが残っていて非常にグロテスクです。しかし、昭和期の雀の焼き鳥はこれらをちゃんと外してあり、雀の面影は残っていませんでした。私が小学生の時に大きくなる様にと、父は馴染の焼鳥屋で時々私に雀の焼き鳥を食べさせてくれました。母は気味悪がって食べませんでしたが、私は大好きでした。当時から値が張ったようで、毎回は食べさせてくれず、代わりにつくねを食べていました。この焼鳥屋は浅草の雷門の前の雷門通りが国際通りにぶつかった所の仁丹塔の横の細い道を入ったすぐ右側で、今はありません。
 小学生のころは、雀を捕まえたいと思うのは当時の少年としてはよくあることで、仕掛けを作ったりしましたが、全部失敗でした。人間が近くにいたのがバレていたのでしょう。当時は雀もたくさん飛んでいて、それでも捕まえることは出来ませんでした。現在の雀には狩猟権が設定されており、素人が勝手に獲ることは許されていません。猟には霞網が使われ、一度に何百話羽も獲るそうです。

 雀で失敗した国家があります。中国の毛沢東は、ハエ、蚊、ネズミ、雀を四害と呼び、雀は米を食い荒らすから駆逐せよ、命じました。この命令に従った中国人は、雀を10億羽以上をとらえて、ほぼ絶滅させたそうです。その結果、ウンカなどの害虫が増えて、飢饉となり数千万人が飢え死にをしたそうで、あわてて雀をソ連から輸入したそうです。机以外は食べてしまう中国人の国ですから、美味な雀は捕らえられて再び絶滅したのではないかと心配をしていますが、未だ食い尽くされずに残っているとのことです。
 江戸時代から日本民族は害鳥として雀を捕まえていましたが、中国の様に減らし過ぎてあわてて輸入する様なことは起こしませんでした。徹底的に獲りつくして絶滅させる中国に比べて、日本民族は雀を絶滅していません。これは民族性の大きな違いのためなのかもしれません。

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