石破茂首相の末路と高市早苗首相
米国民主党に愛されたATMの岸田首相とみつぐ君の石破首相は、グローバリストとDeep Stateの両方から保護を受け、立憲民主党などの左翼政党や日米のマスコミからは殆ど攻撃されません。この野党受けの良い二人、岸田首相の場合は、防衛費をGDP比1%から2%にする予算案がどうして波乱なく通ってしまったのが不思議でした。しかし、米国の軍需産業に利益になるので、米国民主党の口添えが野党とマスコミの反対を抑え込んだのでしょう。裏には、民主党とUSAIDがいたので無ないでしょうか。また、岸田首相の9.3兆円のウクライナ戦費の寄付は、民主党へのお礼でありUSAIDはこのお金をマネロンに使って、DSにも感謝されたでしょう。
一方、見かけが悪い石破首相は野党の味方です。野党は首相を今夏まで自民党の党首として温存し、衆参両院の選挙にさせて国民の評判の悪さと併せて、大勝しようとしているのでしょう。このため、国会運営で野党は、波風を立てずにそーっと温存してくれています。
石破内閣の味方は野党、マスコミだけではありません。日本外務省が石破みつぐ君の訪米と持参金のシナリオを米国にリークしておいたので、商売人のトランプ大統領は彼に利用価値有りと謁見を許したのでしょう。石破首相はトランプ大統領が怖くて、投資を増やし、いすゞの自動車工場を作り、日本製鉄に事前に圧力をかけたり、と言いなりになって政権の座にしがみついているのです。
トランプ大統領が親友の安倍首相が嫌いな石破首相を温存しているのは、現在米国には2方面での活動をする力が無く、日本を抱き込みたいからでもあります。戦力の分散投入が負けることを知るトランプとブレーンたちは、ヨーロッパと中東の戦争は放っておき、対中国の戦争準備に全力を注ぎこみたいはずです。
幸いに、これは日本にとっても同じです。日本はすでに、軍事面で1500km射程の長距離ミサイルを実用化中です。経済界は(経団連では有りません)ユニクロをはじめとした大企業が中国から脱出中など、脱中国はトレンドとなっています。しかし、この脱中国の企業の動向にも関わらず、経団連は移民に賛成し、親中の自民党議員と共に北京に朝貢をしています。まさに時代に遅れた老害です。
石破首相が行っているトランプ米国への朝貢と、経団連と岩屋外相の訪中やビザ条件の緩和などの米中両方に良い顔をすることは、両方から信用を失います。政治や外交に無関係だった石破首相に外交の基本を期待してはいけないのですが、これを二股外交と呼びます。常識のない外務省官僚達の考えでしょうが、信用を失い軽蔑される行為です。
そうでなくても、民度の低い中国人観光客が日本に押し寄せ、現場は困っています。奈良で鹿をいじめ、観光地でゴミを散らかし、ホテルでレストランを食い散らかし、金が無いのに威張って、と無教養な行為が際立っています。
こんなみつぐ君や中国人観光客の暴走の頻発で、自民党は夏の選挙で大敗するでしょう。選挙で自民党は確実に議員酢を減らし、もしかすると国民民主党が第1党になります。以下、自民、維新、公明、参政、立憲民主、と続きます。日本保守党は内紛が治まり、飯山陽氏を副代表に担げれば、維新の次くらいには勢力を伸ばせます。しかしそれには、優秀な選挙参謀が、豊富な支持者からの資金と票を集め、ネット以外での知名度を高める方法を創らなければなりません。
保守派の希望の星だった自民党の高市早苗氏は、残念ながら旬を過ぎました。自分への流れを作るには、党を割ってシン自民党を作らなければ国民には決心が観えません。その上で、日本保守党、国民民主党と連立して過半数を確保して国政を動かすことです。
その上、シン自民党が保守層に認知されるには、具体的な内政と外交で左派自民党との差別が必要です。外交は、米中それぞれに対する行動で旗幟を鮮明できます。中国には、残留する企業の引き上げを政府が支援して、脱中国を示すことが具体的な外交になります。インド・アジア問題は米台印豪間の結束強化に尽力します。米国とは安倍政権時代の対等関係を取り戻してください。
夏までの間は、石破首相が身をもってトランプ大統領のアメリカ第1主義の関税政策と、DOGEの恐ろしさを日本中に示して、対米関係の重要性を日本国民に示してくれます。シン自民党は安心して米国重視が出来ます。一方、対韓国はあやふやで良く、むしろ無視です。中途半端に韓国内の保守系を支援すると煮え湯を飲まされます。
国内では、夏の選挙までの半年間は、高市早苗氏と石破茂氏の運の良さの競争です。強運の石破みつぐ首相は、103万円の壁の引き上げで国民民主党と不仲になるでしょう。ただし、国民民主党とのこじれが高市・石破のどちらに良いのかは、運です。玉木党首の怒りが大きいほど、国民は高市氏に期待するでしょう。また、トランプ関税による輸出の低下が、どの様な効果を持つかも運です。
日本は今、バイデン大統領への岸田首相の上納金と、石破首相のトランプ大統領への上納金で、動かせるお金が残っていません。高市総理大臣は、まずお金の心配をしながら、国民の信頼を取り戻し、根性の無い自民党議員の先頭に立って、左派政党と戦いながら、日本をまとめなければなりません。この時、トランプ米国からの支援を得られるか、見捨てられるかも運ですが、高市さんが少しだけ有利な気がします。
最後に、もし高市さんが総理大臣になれなかったら、それは日本国民に運が無いと言うことです。