与党敗退でダメージが大きいのは公明党
参院選の結果でオールドメディアもユーチューブも自民党敗北、と寄ってたかってつぶれた豚まんじゅう顔をこれでもか、と叩いています。それでもちょっとだけ数字をたしかめると、自民党は改選数の52名を当選者数の39名を割ると、当選率は0.75です。ところが公明党ではこの数は8÷14=0.57であり、実は公明党の方がダメージははるかに大きいのです。
公明党の敗退原因についての細かな分析は、御専門の方々にお任せするとして、3年前に比べて4割がいなくなったというのは異常です。もっともN党は1から0(ゼロ)に減ってしまいダメージは極大ですが、これは旬を過ぎた政党だから仕方がないでしょう。
さて、このダメージが大きい与党を名乗る公明党ですが、斉藤鉄夫代表は自民党との連立を続ける意向です。しかし、「流れが変わった」と話す党幹部もおり正しく情勢を判断しているようです。自民と公明、どちらがどちらの足を引っ張っているのか分かりませんが、この集票力では自民からも捨てられるでしょう。
公明党は与党にとって獅子身中の虫とも言える、自民党政治を左傾化しようと画策して来た党です。この党がついに化けの皮が剥がれて、金(国家予算決定権)の切れ目が縁の切れ目、と自民党と分れるかもしれません。衆院公明党の党員数は立民と共産党の間で、左翼政党の中堅と言えます。
保守では無くて左翼として医療や保険からの公金チューチューや、これまで培ってきた土建関係のコネを使ったヤクザの様なみかじめ料の徴収など、左翼としての新しい門出を見守りましょう。