羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ハマス・イスラエル戦争の発端はやはり米国の60億ドル

 10月9日のブログで、ハマス攻撃の発端は米国が60億ドルをイランに渡したのが原因、と私は論じました。13日の今日までこの60億ドルについて、ユーチューブの 政治外交関係の投稿者たちは誰も気づいていません。それでも、11日の張陽チャンネルで、このお金がハマスの攻撃のきっかけになっていると詳述して、裏が取れましたました。
 ハマスの攻撃は、開戦当初はイスラエルのアイアンドーム防空システムを2500発以上の無誘導ロケット弾でイスラエルを飽和攻撃して無効にして、落とし残されたロケット弾がユダヤの安息日を祝う民間人に損害を与えました。またこのロケット弾攻撃と同時進行で、ガザ地区からは重機で国境の障壁を破壊してオートバイ隊が侵入、およびパラグライダーで縦深攻撃をイスラエル各地の基地や村に行い、900人以上を殺害し、150~200人の婦女子を拉致し、人質としてガザ地区内の地下トンネルに拘束しています。下の図の様に攻撃は壁から5km程度の地点に行われ、イスラエルが防御態勢を整える前に一斉攻撃をしたのでしょう。

 平和ボケしている日本人としては、婦女子を狙うのは信じられないことですが、これはイスラム対ユダヤの宗教戦争であり、他民族根絶が根底の争いなので、この様な理不尽は起こります。最終的には人質の命は失われ、キリスト教国のメディアはこれを報じないでしょう。
 一夜明けて、イスラエルの米国外交に対する、責任追及が始まりました。まず攻撃に使用された武器は、米国がアフガニスタンで敗北して撤退した際に残された物、あるいはウクライナに米国が提供した武器が横流しされた物、との説も有り、米国の責任が追及されています。さらにガザ地区の住民200万人には、イランから年間1億ドルの資金援助がされていましたが、プラスこの度の韓国の凍結されたイラン宛の、石油代金60億ドルの凍結解除がハマスにゴーサインとなりました。
 前にも書いた様に、米国はこの60億ドルをサウジ・イスラエルの和平交渉をイランに認めさせる買収のつもりだったのでしょう。しかし、元米国国防上局長官のマイケル・フリン中将は、この60億ドルのイランへの資金を原資として、イランからハマスに金が渡り、これがイスラエルを攻撃してサウジアラビアとの和平を壊すことになる、と逆の効果をもたらすとは思い至らなかった、米国と西側諸国の情報判断能力低下を示すもので、外交上のバカとしか言えない、と断じています。しかし、ネオコンではないフリン将軍、民主党のバイデン見限りには気づかなかったようです。
 これで米国大統領選挙は次のステージに移ります。中東和平に失敗したバイデンは選挙に負けます。トランプの勝利で、ウクライナ戦争と中東戦争が強引に終結され、関係国と組織は痛み分けになりますが、世界には火種が残るでしょう。この火種は民主党と米国の軍需産業には望み通りであり、世界中が、台湾と日本も軍事予算が増え、彼らはこのシナリオに満足をします。日本はウクライナの復興特需で景気が上向きます。
 トランプは平和と、石油の価格の低下による民衆の満足と、国境の壁の再構築で治安を手に入れます。
 中国と台湾と沖縄がどうなるか、もう少し情報が入ったら、大胆に予測をしましょう。

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