羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

地球温暖化(その4) 化石賞を受けちゃった

2019年12月12日のTHE SANKEI NEWSによると、世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」が、地球温暖化対策に消極的な国として、日本とブラジルに「化石賞」を贈りました。これは、小泉進次郎環境相のCOP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)の演説で、脱石炭などへの前向きな姿勢を示さなかったことが原因とのことです。化石賞は環境団体が各国の発言内容をチェックして、ほぼ毎日発表しているもので、いわば演説に対する採点みたいなものです。今回は、梶山弘志経済産業相が国内での会見で、石炭火力発電の利用を続ける方針を示したことに対しても、「化石賞」を贈られています。つまり、「化石賞」を日本は2回受けてしまいました。

これに対して、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は12日の記者会見で、「わが国は気候変動対策に真摯に取り組んでいる。さらに説明の努力をしていきたい」と反論しました。説明の努力をするのがどんな物になるのか、言われるバックグラウンドは何か、考えてみましょう。

地球温暖化(その3)で日本の石炭発電と液化天然ガス発電の技術を炭酸ガスの排出量で評価すると、5年後の2025年には世界平均の2分の1から3分の1を達成することでしょう。この技術を使って、今後増えるであろう中国、アフリカなどの発展途上国の発電需要を、低炭酸ガス発電で賄うことが世界に対する環境問題での日本の貢献となり、貿易収入の増加にも寄与することになる。と言うことを広く発言することです。環境大臣や経済産業大臣には、よろしくお願いしたいものです。

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