羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

高齢者の運転免許更新の認知症検査で

 昨日、自動車運転免許の更新で、高齢者向けの認知症の検査を受けてきました。3年前に受けた認知症の検査が紙を使った筆記方式だったのに対して、今回はタブレット端末を使った回答方式でした。検査の内容は紙を使った時と全く変わりが有りませんでしたが、タブレットへのタッチペン入力が“非情に”書き難かったです。
紙からタブレットへの変更は、検査をする試験場側からみると、抜本的と言えるほどの能率改善でしょう。採点をタブレットのソフトウエアが行うことで、採点ミスが減り、検査中の入力ごとに採点をしていたようです。このため、認知症では無いと判定できれば、途中で終了していました。出題の順番が良ければ短時間で検査ができ、効率的です。
 しかし、この検査で使うタブレット端末には、入力に問題が有ります。タッチペン入力は、最初のころは画面をタップ(叩く)するのが目的でしたが、最近は承認のサイン書きにも使われるようになっており、今回からのタブレットに答えを書くのに苦労しました。
 字を書くのがなぜ難しいか、素人がいきなり筆で字を書くのは難しいですが、これは手の力が筆先の動きに直結していないからです。タッチペンで字を書くのも同じで、タブレット表面がつるつるでタッチペンが滑ってペン先の位置が定まらず、字を思った通りに書けないからです。つまり、紙の上に鉛筆やボールペンで字を書く時は、わずかでも摩擦抵抗が有って、鉛筆が勝手に動かない方が書き易いのです。

 と、言うことで、認知症の検査では上の図と同じような16個の絵を提示され、別の問題を回答してからその絵を思い出して書く、と言う課題が有ります。答えはひらがな、カタカナ、漢字のどれでも良いのですが、私はペンで書くのが難しくて漢字に気を回せず、全部をひらがなで書きました。それでもタッチペンに気を取られて、提示された絵を思い出すのが大変に難かしかったです。
 認知症の検査なので、それも含んでの試験なのかもしれません。そんなわけで、同じ問題なのに、前に2回受けた時に比べて、格段に難しくなったと思います。これから認知症の検査を受ける方、心してご準備ください。

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