羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

ウクライナ和平の最大の妨害者はゼレンスキー大統領

 ウクライナの平和をめぐって、戦争が嫌いなトランプ大統領が戦争終結をすすめようとしています。まずイーロン・マスクにヨーロッパ主要国での反グローバリズムに米国が賛成であることの意思表示を行ったうえで、ドイツミュンヘンでのヨーロッパ安全保障会議に出席した米国のケロッグ特使が、当事者同士の話し合いが第一で、ヨーロッパ各国が出て来る必要は無い、と述べました。
 これは、これまでの戦争継続政策を行っていた独英仏伊が、この1年間での国内選挙の結果で180度方向が変わり、イタリアのメルルー首相を先頭に、反移民をきっかけとした反グローバリズムになって戦争への非協力の是認です。
 この反移民、反グローバリズムの動きを世界のマスコミは報じようとしませんが、イーロン・マスクがドイツのAfDを称揚し、メルルーニ首相と意気投合するなどの実績を得ておい、これをベースにしてウクライナ戦争の終結の政策をケロッグ特使が述べたわけです。
 ウクライナ戦争が長期化したのは、開戦数か月後に有った終戦交渉を、英国のジョンソン首相がプーチンの同意した終結を妨害したからで、3年の長きにわたる戦争はグローバリストの英国首相の責任と言えます。
 更に、一方の当事者のゼレンスキー大統領は、国内の支配基盤が確立されていないので、戦争終結を望んでいないようです。彼が戦争終結を望まず、戦争を継続しようとしているのは今も民主党グローバリズムを過信しているからで、トランプ大統領のウクライナの地下資源の半分を米国に売るならば、ロシアを停戦させるという提案を蹴ったことで明らかです。

 今後はウクライナが開戦時の様に西側諸国の協力を得られなくなります。反グル―バリズムが政治的主流となるヨーロッパ主要国は、今後戦争の支援をしませんから、米国の力添えが無ければロシアに踏みつぶされます。バイデン大統領の失職で、米国の政治もヨーロッパ同様にがらりと変わりました。今後米国をウクライナに引き付けておくには、ウクライナ国内に米国に利権を持たせて、ロシアに攻め込ませない様にしておくのが、戦争抑止に効果的です。この簡単な原理を理解できないのか、マスコミの偏ったグローバリズム報道に情勢判断を誤ったのか、ゼレンスキー大統領が行う資源の囲い込みは、国民が犠牲になる戦争継続を選んだことなのです。
 現在、いくら米国の国力が大きくても、トランプ大統領は国内への投資が優先であり、中国抑止とウクライナ停戦の両方に国力を割けません。そこで、この度トランプ大統領は、中国とロシアに向けて軍事予算を半分にしようと提案しました。これは平和の雰囲気を創るためと、米国は民主党政権の放漫な戦争政策とDEIによる内政の失敗、さらに自らの作る関税障壁で起こすインフレ、などを解決する製造業を回復させる補助金が足りるか分からないからでもあります。その上に移民や治安、役人たちの無駄使いなどにも、問題点が有るのです。
 こんな情勢で、ゼレンスキー大統領はトランプが手を引けば自国が滅びることに気付けないのは、愚か、と言わざるを得ません。
 最後に日本の話題です。これまで日本国民は政治と行政の不備を補って、多大の犠牲を払いながら国を維持してきました。しかしついに、米国のDOGEに範を得て”財務省解体”のデモが霞が関で発生しました。当然ながらこのデモはマスコミが報道しません。それは、この攻撃目標が反政治家・反官僚・反移民となり、反グローバリズムに発展すればマスコミにとっては困ることになるので、今から無視をしているのでしょう。

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