羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

孤立する石破首相、周囲の方々のご苦労を思いやる

 今回のG7首脳会議とそれに先立つ「ウクライナ支援に関する首脳会合」は、ウクライナ戦争の片方の当事者のゼレンスキー大統領の説得のための会議でした。問題は、我が日本国の総理大臣の石破茂氏が、国際会議に出席したことに舞い上がってしまって、「あくまで当事者のウクライナが関与する形で、公正で永続的な平和を一日も早く実現することが重要だ」という発言です。
 この演説は国内の野党に受けても、負けると決まっているウクライナに今さら肩入れするのはピント外れです。そのうえにG7首脳たちは、自国内の選挙で負けた左翼思想の敗者達で、国に帰れば席を失う事が決まっていて何も決められません。
 こんな場に出席した甘っちょろい左派の石破首相は、本心から“ウクライナにも関与の機会を与えよう”、などと思ったのでしょう。同じ左翼思想の出席者達には受けるでしょう。しかし、世界を動かしているのはトランプ米国大統領であり、石破発言はトランプに馬鹿にされるだけです。石破首相に付きそう外務省と内閣府の官僚たちは、この発言を止めるべきでしたが、もしかするとこの発言を許したのではなく、石破首相を持て余して「勝手にどうぞ」と放りだされたのかもしれません。
 話しがそれますが、チヤホヤされたゼレンスキーはこの会議の後に米国までトランプに会いに行き、これまでの米国からの援助と恩を忘れて思い上がっている、と記者団の前で叱責され、「お前たちは勝てない」とまで言われました。この写真、この叱責と弁解の、歴史に残る写真です。

 さて話を元に戻して、石破首相は国政の選挙で選ばれ、その上に国会議員からも選ばれた、政治的には日本のトップです。首相を助けるのが仕事のはずが、G8での不適切発言を許したのは許されざる行為です。これまでの経緯を観れば、官僚たちは不遜にも石破首相を人徳が無い人物と思ったのでしょう。
 石破首相の人徳の無さは歴史が有ります。内閣発足の認証式と言う人生で最大の晴れの時に、落ちそうなズボン姿を晒す“サスペンダー事件”もそうです。首相の格好がだらしないことを誰も注意しなかったのは、なぜでしょう。モーニングの着方を知らず、サスペンダーを使うことを指摘してくれる人がいなかった石破首相には、人を引き付ける魅力が欠けていたのでしょうか。それでも、官僚達には首相を守るという義務だけでなく、優しさと思いやりの心が少しだけでも欲しかったのです。

 石破家は親子そろって議員ですから息子の茂氏にも親の威光が届いて、若いころから仲人の依頼が有ったはずです。仲人をすれば必ずモーニングを着ますから、洋服屋さんがサスペンダーを使うことを教えてくれたはずです。それを知らなかったのは仲人になったことが無いからで、議員としては前代未聞の人徳の無さです。それでも、もし仲人経験が有ったとすれば、洋服屋さんや周囲の人は首相の無作法を直してあげようとしなかったのでしょう。思いやりの心のよりも、石破茂氏には関わりたくない、という気持ちの方が大きかったのでしょう。石破首相に接する方々は、ちょっとした優しさが出せないほどだったのでしょうか。
 ですから、選挙区の鳥取県民には、人徳が無く不平ばかり言って建設的なことを言わない人物に、なぜ票を入れたのか質問をしてみたいです。もしかすると、鳥取県民には日本人の常識が通じないのでは、もと疑いましたが、この交通と通信が発達した現在にそんなはずは有りません。石破首相の反体制的な政治活動や、今まで守ってくれていた故安倍晋三氏への非礼など、本当に不遜で思いやりの無い方です。それでも議員を続けられるのは、競争相手がいなかったからでしょう。
 そうです、首相は県民にとっては唯一無二で選ばれた方ですから、周囲の方々はぐっとこらえて、これ以上の恥を晒させない様にしてください。あと半年で首相も自民党議員も政治の世界から消えますから。

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