羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

性同一障害、米国の銃乱射事件の宗教的側面

 3月27日、米国テネシー州ナッシュビルで、軍用と同等の半自動小銃2丁と拳銃の計3兆で武装した、男性として生まれたが現在は自称女性の、オードリー・ヘイル(28)容疑者がキリスト教の教育を行う小学校に侵入して児童と教職員それぞれ3人を射殺し、ヘイル容疑者は警官に射殺されました。小学校はキリスト教の教育を行う私立学校で犯人はこの学校で学んだとのことです。ここまでが事実ですが、

 まず、この犯行に宗教的な背景が有るか視てみましょう。これまで、イスラム教徒による自爆攻撃の対象は学校や市場などの人が集まる所で、キリスト教会だけが狙わたのでは無く、他派のイスラム教会と同じ攻撃対象でした。キリスト教徒によるイスラム教会への攻撃は十字軍以来無く、宗教が絡んだ攻撃では無いようです。
 しかし、今回は教会では無いが、宗教色の強い学校であり、ここで教育を受けた人物による攻撃です。教会が経営する初等学校は日常的に宗教が組み込まれ、教会と同等か、もっと宗教性が有ります。犯人は小学生時代恨の恨み晴らすことが動機とする説も有り得ます。つまり、女性として振る舞う事を許されなかったことが、精神的なトラウマだったのかもしれません。彼女は、性同一障害と言う病気だったのでしょう。
 生まれた時の体は男だが心や体の一部が女、と言う性同一障害は、胎児の時の第1次性徴時のホルモン異常で起こります。Y染色体の働きで男性ホルモンシャワーを浴びて男として成長している時に、外部からの環境ホルモンが女性ホルモンとして作用して、性徴の発達に異常を来たしたものです。従って性同一障害は、社会が創り母親が摂取したPCBやダイオキシンなどの化学物質が、環境ホルモンとして作用した病気です。
 従って、第1次性徴時の環境ホルモン被曝が原因の性同一障害は、原因がはっきりしており社会が責任を負わなければならない病気です。これに対して、LGBTQは原因が不定で、症状は自己申告による個人的に人格と精神が変位した状態です。
 社会に流失した化学物質が原因の性同一障害は、工業化が進んだ先進国で顕著で、日本でも発症者は多いはずですが、日本は性同一障害者も発達障害者も社会に受け入れられています。社会は障害者を上手に受け入れ、例えばマツコ・デラックスをはじめとする「オネエタレント」は日本の社会で生きて行けます。
 一方、1神教の西欧では、キリスト教が決めた生き方しか道が無く、神をコピーした人間には間違いが許されません。性同一障害の発症者は不完全であり、LGBTQの一種としてやがては反社会的な立場を取ることになります。さらに、神が決めた教義を使って教会と学校が初等教育を行い、神のコピーとなることを強要します。
 他方、日本は家と地域が代々伝えてきた方針で社会が幼児と小児の躾と初等教育を行い、成人すれば自己責任で気が合う神様仏様を選び、独立することが出来ます。日本ではLGBTQは社会問題にならないように思えます。それは日本が八百万の神様と数千の仏様のだれかが彼女と彼氏たちを受け入れてしまい、他人にはとやかく言う権利が無いからで、ヘイル事件は起きないのではないでしょうか。私は、多神教の社会的枠組みと、緩やかな(無責任と言えるかもしれませんが)、性同一障碍者を受け入れることができる、八百万の神が基盤にいる日本の家族と社会の制度を大事にしたいと思います。

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