羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

世論調査は調査方法が超微妙

 新聞社などのメディアは毎月世論調査をしています。世論調査は、使用する連絡手段と質問形式で、調査結果が3割以上影響を受けます。つまり、A社調査の支持率50%が、B社では35%となることも有り、6%が4.2%も有りです。最近の流行りは青木法則で、内閣支持率+党の支持率<50(%)になると、政局だ!、などと騒ぐメディアも有ります。
 青木法則も同じようにいじるのは簡単です。例えば、内閣支持率と自民党支持率を毎日新聞とNHKで比較すると、毎日新聞は25%と26%で青木係数は51%で政局ギリギリ、NHKの場合は、33%と34%で青木係数は67%で岸田内閣はご安泰。どうしてこうなるかと言えば、内閣支持率はどちらでもない、政党支持率は支持無し、と答えた人が毎日では多くて、NHKでは少ないからです。
 内閣支持率の毎日とNHKの32%の差は、設問が単純で差が付くことは無いから、質問時刻と使った通信方法が携帯電話と固定電話の割合、の違いでこれだけの差が出たことになるのでしょう。
 このことから、政治家が「世論が、世論が、」と騒ぐのも、「わが党の支持者が」は、かなり作為的な調査をベースにしているかもしれません。これからは世論調査に基づいた政治的な発言は、1.3倍か0.7倍かして聞くことにしましょう。
 それにしても、これからしばらくは運の良い岸田首相の内閣支持率に絡む、青木係数が話題になるでしょう。そんな時は、このことを想い出して誰が調査したか、設問は、時刻は、使った電話は、と調査方法をほじくると面白いです。

 二階さん、ブルーバッジを忘れてますよ。

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