中国の放射線測定器を販売禁止はブーメラン 20230904
やるだろうやるだろう、と思っていた放射線測定器ガイガーカウンターの小売販売を、未確認ですが、中国政府は禁止したとの話です。理由は、中国国内で予想外の場所で放射線が見つかること。放射線源は、医療用の放射線源のコバルト60、原発の核燃料の残渣、もしかすると核爆発が起きた場所の土壌や鉄材などが元となって、建物やカニなどの魚介類、で見つかります。トリチウム水は市販の測定器では検知できませんが、これらの線源ならば測定することができます。
今更測定器の販売を禁止しても、新しいものに興味を持つ人々は入手済みでしょう。これらの放射線源の多くは、鉄材として再生されて鉄筋、鉄骨、家具などに使われるでしょう。鉄は自動車用に沢山使われていますが、自動車用は不純物管理が厳しいので、自動車から放射線が検知されることは無いはずですが、もし有ったとすればこれはこれでとんでも無い話です。
と、いうことで、広く、何をするか分からない人々の住む中国のことですから、まだまだ放射線源は見つけ出され、長期間にわたって政府を悩ますことになりそうです。
話題の、上海ガニを食べた娘のお腹から放射線が検出されたと言うカニは、以前は残留化学物質で汚染されていることを心配していました。ここに及んで放射線が検出されて、その危険性がますます危惧されます。上海ガニは日本のモクズガニと同じです。とは言え、モクズガニを食べに日本へグルメツーリズムをされても困るのですが。
ちなみに上の写真は熊本県のホテルの中華料理で、九州の清流で捕った味の濃厚で美味しいモクズガニで、エラは真っ白できれいです。“本場物”の上海産は、エラが化学物質や核物質で汚染されて真っ黒でしょう。