iPhone12の電磁波問題、アップル社がソフトウエアをアップデート
フランス政府は、9月12日にアップル社に対してiPhone12のSAR値が基準値をオーバーしているので、2日以内に対処することを通告しました。これに対して、アップル社は15日にiPhone12のソフトウエアアップデートを完了した、と発表しました。
このフランス政府の措置に対して、デンマーク政府も同様の声明をとる、と12日に発表しており他のEU諸国も追従するかもしれない、とロイター通信社は16日に述べています。
この件、まず気になるのは、デンマークは不安酢政府の様に面倒なSAR値の測定を、独自に行ったか否かです。と、言うのは民間企業の製品に国がいちゃもんを付けるには、それなりの証拠が必要だからです。この点、EUと言う組織内では、所属する他国の技術情報は信じる、となっているのでしょうか。これは独善、と言う行為が起こる可能性が有り、危うさを感じます。
日本でも総務省がアップル社がiPhone12発売前にネット公開したSAR値を確認した上で、TELEC社(本社:東京都品川区八潮)あたりに再測定を依頼しているかもしれません。
昨日のブログに書いた様に、このSAR値の測定はかなり面倒です。その気になれば、測定結果を希望する方向に引っ張れる、繊細な測定方法です。たぶん、念のために今頃どこかの試験所で測っているかもしれませんが。
それでも、フランスでの騒ぎを総務省は無視すると思います。なぜって、日本の反電磁波団体の方々がどう出るかわからず、きっかけをこちらで作ると、関わり合うことになる担当者が火の粉を浴びるからです。