リベラルな政治家とマスコミは頭の中身がまだ子供
欧米のほぼ全てのマスコミは、日本と違って政治的にリベラル(左派思想)であると認めています。米国民主党とマスコミを支配しているのは金融資本と軍需産業です。彼等の関係は、民主党が軍需産業と金融資本の利益になる予算と法律を作り、金融資本の支配下のマスコミは世論を動かす記事を書かされる3角形の関係です。国際金融資本と軍需産業の多くは政治性を持たず、目的は利益の拡大で、民主党とマスコミは左翼共産主義の政治性を持ちます。
さて、多くの国では、子供達は家族からや小中学校で正義の大切さを学びます。少し成長して高校と大学で、マルクス・レーニンの共産主義を知ります。共産主義は理想論なので単純で理解し易く、正義として多くの青年が共感します。しかし、この時期の若者は心が未成熟で容量が小さく、共産主義の長所を詰め込んだだけで満杯になり、短所や別の意見を受け入れる余地が有りません。
そして、青年が学校を出ると、社会から受ける刺激と挫折と清濁にも触れる経験で成熟し、今まで敵視していた保守的な意見も知るようになって、思想的バランスのとれた現実の世界を認めるようになります。これが若者が成長する過程であり、正常に成長する若者は共産主義を卒業します。
この思想的な成長を経験しないままで年齢だけが大人になっているのが、左派活動家や共産主義思想の政治家、そしてマスコミの人々です。彼等に共通するのは学校の成績が中途半端に優秀なので独善的な性格になり、同じ意見の者だけで閉じ籠るため、異なる意見を聞く機会が無いままで大人になったことです。
一方、共産主義は時代と共に変化してきました。1940年代の初期の共産主義は、社会を変える方法として暴力革命を唱えていました。しかし、最近の共産主義は、ポリティカルコレクトネス(社会的な正義性)を攻撃の手段にして社会を混乱させて弱体化し、自らを左翼では無くリベラリストと呼びます。しかし、本家の中国やロシアなどの国家共産主義は他国に革命を輸出し、革命が暴力を伴うことを否定しません。
ポリコレとは、人種、移民、暴力、性差、障害、年齢、収入、地球温暖化と脱炭素など、制度や差別を壊して偏見を無くし、社会的弱者を守ることです。これは一見は正義なので、リベラリストにとって使い易いキャッチフレーズで若者に受け入れ易く、反対をし難くて、誰でも多少はポリコレに反します。リベラリストは、攻撃対象者の言動に差別を見つけ出し、ヘイトという言葉で攻撃して、国家や社会、文化や家庭などを混乱させて分断し、弱体化しようとします。この攻撃に、ノルウェーとスウェーデンを除いた西側諸国は耐えて、伊英仏では反移民の指導者たちが選挙で勝利して、リベラリスト政権に替わろうとしています。
米国では、現在のバイデン政権と民主党と一部の共和党議員がリベラリストであり、国際的な軍需産業と金融界と協力して、莫大な利益を得ています。このリベラル議員と軍需・金融が支配層(エスタブリッシュメント)を形成し、株式を通してマスコミ各社を支配して情報操作を行って社会に影響を与えます。この3つの組織の共通する目的は、金銭的利益を得ることと、民衆を支配するサディスティックな満足です。
この利益と満足は、戦争を起こせば最大化されます。これまでエスタブリッシュメントは多額の国家財政を使って、中国はロシアを支援し、NATO諸国と米国はウクライナとイスラエルを支援し、イランはパレスチナを支援して、戦争を継続させて彼等に継続的で莫大な利益を生みだしてきました。
その上に、この支援がウクライナやロシア、そしてイスラエルとパレスチナの人々を死なせる原因になっていたことを、彼等は気にしていません。リベラリストは独善的で未熟なので道徳感と倫理観が欠けており、他人を批判しても自分を批判し反省することが有りません。
ですから、家や社会が子供をきちんと躾をすることと、道徳と倫理を教えなければ、今後もリベラリストの根が断たれることはことは有りません。
最期に、日本のリベラリストはどこにいるでしょう。いずれも米国民主党の言いなりの人達で、まず岸田内閣と自民党、財務省、外務省、国交省、などの主要な官庁の役人の多くが、青年時代の中途半端な学校成績の良さで独善的な、マルクス・レーニン思想から抜け出せていないリベラリストです。