羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

岸田首相が逃げた!

 自民党の総裁選は9月20~29日に行われます。岸田首相は総裁選には立候補しない、と言うことは任期の9月末日で首相を辞めるわけです。任期を1ヶ月半残して退陣を宣言したことは、首相職にしがみついていたくても今後の世界情勢の中で、いくら自分が日本の総理大臣を続けたくてもそれが出来ないから、逃げ出したのです。
 それでも彼は、急遽方針返還をして首相退任後も政治家としての残りの人生を実りあるように、キングメーカーになること目指しました。それは、残り1カ月半を日本の国のために働くのではなくて、残る体力と影響力を最大限生かして自分が影響できる議員を次期首相にすることです。
 しかし、愚かなことに彼は自民党内の派閥を壊すと称して自分の派閥を真っ先につぶしたので、岸田派閥の議員は他の派閥にごっそりと取り込まれています。お金も派閥の議員もすっからかんで、だれも会ってくれず次期首相選びへの影響力など作れません。9月末まで政治を行えず、好きな酒を浴びて、次に好きな家の風呂掃除と皿洗いで過ごすのでしょう。
 退任を決意した大きな原因は、今後の世界情勢で自分が生きて行けないからです。まず米国のトランプ前大統領が暗殺未遂事件で大人気となり反移民と反エスタブリッシュメントの政策をぶちあげています。民主党ではカマラ・ハリス現副大統領が大統領候補となり、現在マスコミに持ち上げられてハネムーン中です。その上で黒人で女性と言うポリコレ効果は、得票数でプラス5%くらいの上乗せ効果が有るので、どちらが大統領になるか分かりません。最も岸田首相にまずいのは、どちらが大統領になっても、自分にとっては良くないからです。
 米国民主党のポチだった彼は合計で2兆円近い金をバイデンに貢いできました。トランプが大統領になれば、民主党のポチだった岸田首相には鼻もひっかけてくれず、そのうえに、同じ様に数兆円を要求されるかもしれません。一方、もしハリスが大統領になれば、バイデン路線を継承して恥も外聞もなくさらにお金を要求し、極左リベラルの外交は中国の力が大きくなることを野放しにして、日本は中国に翻弄されるでしょう。
 一方EUも、マスコミから極右とレッテル貼りされていた、イタリアのメローニ、フランスのルペン、とトランプと同じに反移民と反エスタブリッシュメントを掲げる女性候補が、選挙で選ばれて首相になります。イギリスはエスタブリッシュメントの保守党が破れて、労働党がUKリフォームのファラージと共に反移民政策が始まります。
 バイデンのコピーで、親移民、親エスタブリッシュメントの岸田首相は、欧米の新首脳には知己が無く四面楚歌であり、国際会議では誰も記念撮影で隣に立ってくれないでしょう。そんな訳で、岸田首相は敵前逃亡をしたのです。
 残された日本国と国民はどうしたら良いのでしょう。今年の9月の行われる自民党の総裁選と、11月の衆議院議員選挙では世界の趨勢に合わせて、親中国、親エスタブリッシュメントの議員を切り捨てなければなりません。
 代わりにどんな人を選ぶかと言えば、まず左派政党ではなく、政策が10年先を見据えていること。国民の99%が賛成する分かりやすく地味なテーマを真面目に述べる候補者です。これを全部政策にまとめて述べる論理性と話術が有る候補者なら、一票を投じても大丈夫です。

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