羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

トランプ大統領は戦争が嫌いな戦う男

 Make America Great AgainのキャッチコピーとMAGAのロゴで大統領選挙を制したトランプ新大統領の内外政策は、他の政治家と違って有言実行であり、全ての活動は公約のMAGA政策に従っています。MAGAの基本は米国民の幸福であり、国家予算の効率的な運用を看板とするDOGE(政府効率化省)が活動中です。最初に行っているUSAIDの閉鎖が国外に混乱を引き起こしても、「裏金95%の閉鎖」なのでかまわず進めています。この閉鎖の結果、多くの国と指導者たちは恐慌を来たしています。
  “トランプ活動”の特長は、非常に少人数で進められていることです。トランプ大統領は、ホワイトハウスのごく中心部で側近が周囲をかためているだけで、シークレット・サービスや官邸職員の上層部と民主党議員達はグローバリストです。グローバリストとは、民主党や軍需・医療・マスコミと金融資本を中心とした“権力と利益の追求が目的”の集団です。
 そして、米国にはもう一つ、民主党にも共和党にも属ささない官僚達によるDeep Stateと言う集団がいます。DSは第2次大戦で米国が得た勝利感が忘れられず、全世界の支配を目的として、議会が決める政治とは無関係な、独自の政策に従って米国と世界を支配しようとしています。まさに、陰謀論そのものの組織ですが、政府内の文書からDOGEが暴き出した、CIAやNSA、FBIなどの情報機関と軍の上層部の政治的エスタブリッシュメント達による官僚集団です。
これまで、
 これまでの米国政治において、多くの事柄でDSとグローバリストは結託しており、現在は対トランプで共闘しています。
 従って、この2つの勢力と戦うトランプ大統領の周囲は敵だらけで、いつ暗殺されるか分からない状態です。裏切りも多く、第1期の副大統領のマイク・ペンスや共和党議員達の多くにも裏切られました。この裏切り議員 Republican In Name Only のRINOは、生まれた時からの共和党員なので金銭的誘惑に弱いことと、政治的精神の成熟が不十分な人達なのでしょう。
 現在、トランプ政策を助ける側近たちは、イーロン・マスクやRFケネディJrを含めて大半が民主党支持から転向した人物です。これは、青年が一時的に思考体系の美しい共産主義に憧れ全体主義を是認しても、成人になると資本主義や自由主義に転向する思想的進歩と似ています。自立心を持つ者には政治的転向は起こり得ることであり、これら転向組は民主党と共和党の両方の長所と短所を知っており、トランプの政策が正しい限りは頼りになります。

 イーロン・マスクが指揮するDOGEは、ごく少数の無給で来年の7月4日まで働く、極めて優秀なハッカー集団です。AI技術を使った情報検索と解析に長けた彼等は、政府資料の中に隠されたDSとグローバリスト達の秘密情報を発掘し、犯罪を暴き出し、攻撃方法を考え出します。今後さらに、高級官僚の追放、裏金の資金源と流通路を断ち、政府に寄生して税金を横流しするグローバリストとDSの組織を暴き出すことでしょう。
 すでに、不法移民の摘発と追放がバイデン政権時の7割に過ぎない、としてICE(移民・税関捜査局)のビテロ局長代行を、働きが悪い職員の象徴として更迭しました。軍のトップの統合参謀本部議長のチャールス・ブラウン大将は、ワシントンでのLGBTQのヘリコプターパイロットによる空中衝突が遠因で、過剰なDEI(多様性、公平性、包括性)推進プログラムの責任者として海空2軍参謀の高位将軍と共に解任されています。この他にも、トランプの政策に協力しない司法と情報機関のトップ達が解任されています。
 DOGEの功績は国内にとどまりません。ウクライナとロシアの戦争は、DSにとっては米国の覇権を示し、ロシアを叩くのが目的でしたが、民主党やグローバリスト達には利益追求が目的でした。グローバリストの横流しで援助金の半分が消えている、とゼレンスキーは米国に抗議し、とばっちりを受けているのが決着をつけられないプーチン大統領と、中途半端に続く戦争で死んでいる両国民です。
 現在、私たち部外者にはウクライナ政府の状況と戦況がよく分かりません。これは戦争継続を望むグローバリスト達、つまり各国の政府・金融エスタブリッシュメント、軍需産業、マスコミなど、による“統制され色付けされた”情報しか手に入らないからです。しかし、USAIDからの資金と工作が無くなって資金が枯渇すれば、戦争は終わるるでしょう。
 一方、イスラエルとイスラム過激派の争いは、トランプ氏が大統領に就任する前に自分達で早々と決着をつけています。これで目立った戦争は無くなり、残るはアフリカの内乱と、イランの核兵器開発ですが、トランプはアフリカとイランは“今まで何もしていなかった”旧宗主国のヨーロッパ諸国に任せて逃げてしまうでしょう。ヨーロッパ各国のグローバリスト達は、アフリカからの移民により景気と治安が悪化しており、中東まで背負って大変なことになるでしょう。
 トランプと米国がこうまでして身軽になりたいのは、中国を封じ込める力を残したいからです。中国に対する米国の産業と軍事技術の輸出禁止と、中国製品への高額な関税は、中国の産業の孤立と閉じ込めが目的です。この中国1国を叩くトランプの政策にグローバリストは反対しますが、覇権を望むDSは賛成しているかもしれません。
 戦争が嫌いなトランプ大統領は、戦争が起きない様にまず公式文書から「台湾独立を支持しない」と言う文を削除し、中国への威圧を増しました。また、台湾海峡に海洋調査船“ボウディッチ”に護衛の駆逐艦を随伴させて、海底地形を3日かけて調査させたのは、戦争の準備が進んでいることを中国に見せつける効果が有ります。これは、習近平が国内問題で切羽詰まって、戦争を起こして国民のガス抜きに走らせない様に、抑止をしているのです。
 それでも、もし米中戦争になったら日本は良いチャンスととらえて、日米安保条約に従って粛々と米軍に協力して戦争当事国になるべきです。これは、中国が負けた時に大量の難民が日本に来ないように、中国人たちに日本人への恐怖心を植え付けておくことと、GHQに日本がやられた様に中国と中国人を50年間は立ち直れない様にしておくことです。中国には、今後2世代以上をかけて儒教思想と諸悪の根源の独善的な中華思想を根絶させ、自由と民主主義の芽生えを助け、周辺国に迷惑を与えない民度の高い民族になって欲しいからです。
 日本は、勝てるとわかっている戦に参加しないのは臆病であり、後の子孫のために国際環境を整えておくのは私たちの義務です。

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