羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

空心菜が水辺の環境を救う

 空心菜は中華料理の食材として良く知られ、炒めたりおひたしにしたりして食べる、種まきで育てられる野菜です。茎が空洞になっていることから空心の名前が付いていますが、切り口から植物性アルカリが出て来るので虫に食われ難く、残った茎から次々に生えてくる生命力が強い野菜です。

 この植物の特徴の一つに、非常に養分の吸収力が強いことで、この能力を使って侵略植物の繁殖抑制として、目を付けられました。佐賀市では、農業用水路などで大繁殖して「地球上最悪の侵略的植物」と呼ばれる水草「ナガエツルノゲイトウ」対策の新たな実証実験を始めると発表しました。
 ナガエツルノゲイトウは南米原産で日本では特定外来生物に指定され、刈り取ってもちぎれた茎や根の断片から増殖する厄介もので、全国で農作業や池や川、湖などで水辺を阻害しています。実証実験では令和8年度から空心菜を水槽に浮かべた筏で栽培し、根から水中に含まれる窒素やリンをどのくらい吸収できるかを調べます。用水路の上流河川で空心菜を試験栽培し、11年度以降は正式な対策事業としたい考えとのことです。
 このナガエツルノゲイトウで各地の池や用水路の水面が見えなくなり、対策が難しいことを知っていました。ナガエツルノゲイトウは水に浮かぶ植物なのに対して、空心菜は地面が必要で自力では水辺で繁茂できない植物なので、空心菜での環境破壊の心配も無いでしょう。時間がかかりますが、期待しましょう。

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