13日からマスク無し
2019年以来、3年にわたる武漢ウィルスが、今年の5月8日から一般のインフルエンザ並みに扱われることになります。3月13日からは、マスク使用の規制が無くなりました。元々著者は、このウィルスは空気感染するので、屋外ではマスクをする必要が無い、と言っていたこともあり、喜ばしいことです。
2019年の12月初旬に中国の武漢市で新型コロナの最初の患者が報告され、それから数か月で世界中に感染者が爆増しました。今さら言っても仕方がないですが、最初に警鐘を発し、罹患して翌年2月7日に亡くなった中国人医師の李文亮氏の意見を、警察、すなわち中国政府が受け入れていれば、春節での中国国内だけでなく全世界への患者の移動を抑えて、中国国内の地方病として抑制できたかもしれません。6億8千万人の感染者と亡くなった680万人(2023年3月14日)は、中国政府の隠蔽による初動の失敗の犠牲者です。
それでも、欧米各国はウィルスとの共存に切り替え、マスク着用は1年ほど前から緩和しています。遅ればせながら、日本もマスク着用を緩和しました。マスクの着用は個人の判断にゆだねるが、混雑した場所では着用を推奨するとしています。
政府がなぜこの措置の根拠を説明せずに、個人の判断に委ねてしまったのは、非科学的で無責任です。たった一言、「このウィルスは空気感染をするので、空気が滞留する場所はウィルス濃度が高くなるので、マスク着用をお進めします」です。新鮮な空気と入れ替わる場所であれば、屋内屋外を問わずウィルス濃度は低くなるので、空気感染の可能性は大幅に小さくなります。
そんなわけで、素顔を解禁の2日目、どんな様子か街へ出てみました。皆さっそうと春の空気を楽しんでいると思いきや、相変わらずの鬱陶しい風景でした。マスクをしていないのは欧米人とごく一部の日本人。大多数の日本人たちがなぜ屋外でもマスクをしているのか、社会学的な興味を持ちました。
(1)13日からは政府がマスクをしなく良い、という告知を知らないニュース隔絶者たち。
(2)心配性で、マスクには感染予防の効果が有ると信じている、マスク教の信者。
(3)周りの人達がマスクをしているのだから、仲間外れになりたくない。
(4)花粉症の予防に効果が有るから。
と言う事が考えられますが、まだまだ着用しないわけが有るかもしれませんが、それは個人的な問題として、各自にお任せしましょう。
昨日から3回ほど出かけた時に、どんな人がマスク無しで歩いているか視たところ年齢差は有りません。男女差は高齢の男性が比較的少なかった気がします。高齢の男性(私もそうで)は、実は気が小さくてドラスティックな変化には付いて行けないからでしょうか。まだマスク無しで歩いている方は1割以下ですが。3割を超えれば、急速に進むと期待をしています。杉の花粉が治まり櫻が咲いた時には、もっとマスク無しの人が増えるでしょう。