戦後初めて台湾海峡を自衛艦が通過
9月25日に、戦後初めて自衛艦「さざなみ」が台湾海峡、つまり台湾の西岸と中国の間の海域を通過しました。艦隊を組んだか分かりませんが、オーストラリアとニュージーランドの海軍艦艇も通過したとのことです。
これまで自衛艦は東南アジア方面から日本へ向かう際、全て台湾の東岸を通ってきました。これは、中国を刺激しないようと言う配慮からですが、最近の中国軍の情報収集機の領空侵犯や、空母「遼寧」の接続海域の侵犯、そして5歳の男児が刺殺されたなどの不法行為が重なり、ついに中国への牽制行動に踏み切ったわけです。
台湾海峡は公海であり、どこの国の軍艦が通っても良いのですが、中国は台湾海峡を自国領海の様に振る舞ってきました。しかし長年にわたる、米国や西側諸国の海峡通過の実績と、弱体化した中国の政治と経済の弱体化による外交力の低下を見計らって、さざなみがタイミング良く通過したわけです。中国には弱腰の上川陽子外務大臣に対して、岸田首相が直接外務・防衛の官僚チームにこの通過を指示したとのことです(この部分のみ、27日に記入)。
さざなみは新鋭のイージス艦では無い旧い汎用護衛艦ですが、それでもれっきとした軍艦です。この点、都合の良いところに自衛艦がいなかったからか、新鋭艦では刺激を強すぎるからか、オーストラリアとニュージーランドの旧型艦にそろえたのか、良い艦種を選んだものです。
次は高市早苗大臣が、総理大臣として靖国神社を参拝し、日本に対する中韓の政治介入を振り払ってもらいたいものです。