中国で塩の買い占めが始まり、反政府デモに発展か
世の中、敵失ほど面白い観ものはありません。まず、塩の話しです。8月24日の少し前から中国では塩の買い占めが起きました。韓国は6月から塩の買い占めが起きていました。スタートの時間差は、韓国は民衆の自発的行為、中国は官製の煽りの様です。中国はこれが外交カードになると気付き、放出の1週間ほど前に国民に「日本の処理水放出は危険だ、日本が捕った魚や海を輸入禁止する。今後海産物を食べてはいけない。」と煽りました。
ところが、中国国民は韓国の塩の買い占めを見習って買い占めに走り、当然商店から塩が消えて塩寄こせデモを始めました。その結果、“塩寄こせ”が党を攻撃するきっかけになりそうで、「日本の魚は食べるな、塩は心配するな」とダブルスタンダードのお達しを出しました。それが、「我々は韓国人よりも理性的だ!塩の買い占めで韓国人の真似をするな」、という発表です。この発表を朝鮮日報が揶揄したのがこの漫画です。
この漫画は、パンダ(中国人)が塩(ハングル表記)の大きな袋を2個も持っているところです。後ろには韓国国旗の太極マークにバツ印を付けて、韓国人の真似は禁止と言っています。
ここ最近は、中国共産党は少子化と極端な失業者で悩んでいます。この内政の失敗を処理水で日本をたたいて逸らそうとしたら、塩不足が起きて失敗しています。日本からは分りませんが、韓国からは中国共産党が国民の塩寄こせデモが、反政府運動に発展するのを恐れているのが分かるのでしょう。
と、これまでは中国と韓国の親子喧嘩で、血の繋がりはきれず、日本の入る余地は有りません。ところが、アノ朝日新聞でさえも中国の措置を非難し、日本大使館は在中国の日本人に「外出時は大きな声で日本語を話さない様に、日本大使館に近付く時は特に気をつけて」と言うように、政治と外交は大賑わいです。科学の話が少ないのは残念なので、中国の非科学的な話を取り上げましょう。
さて、(1)民衆は塩(NaCl)を買い貯めしていますが、海塩は海水から水を取り去ったもので、トリチウムは水として蒸発して、塩にはトリチウムは含まれません。だから、塩が汚染されると騒ぐのは非科学的です。(2)中国と韓国の周辺の海は、何十年も昔から両国の原発からトリチウムが放出されています。飲み込んだトリチウムは、汗や尿として代謝されて体内には蓄積せず、海水中のトリチウムの濃度が日本の海よりも多少高くても大丈夫です。ただし、中国と韓国の海は化学物質で汚染されておりこちらの方が問題です。
中国は国民の民度が低く、農薬の過剰使用や工場廃棄物の管理がずさんで、陸や海は化学物質や重金属で汚染されています。その陸上の汚染物質が台風10号の洪水で海に流れだして、さらに中国沿海と韓国西岸の汚染物質の濃度を高めています。
そもそも、トリチウムを人間も魚も生物濃縮しません。ところが、化学物質は食塩の中に残り、魚類の脂質に溶け込んで、食物連鎖の上位の魚に高濃度で蓄積されます。それでも両国民は漁業を止めず、政府は対策をしません。民衆は魚の脂質を好んで食べて、自分の脂肪に化学物質を蓄積します。
化学物質は妊婦の胎内で男児の第1次性徴を阻害し、男女児の脳の発達を阻害します。今後中国と韓国では、性同一障害児と発達障害児がますます増えるのではないでしょうか。儒教は強者の処世術で、弱者には寛容では無いので、今後の両国のこれらの子供達の扱いが心配です。
この度の中国の海産物の輸入禁止は、日本の漁民にとっては大変なことですが、他国に買い手を見つけるまでの間だけ、政府が面倒を見れば良いでしょう。中国の政策に対して、日本は鏡に映す様に、今後中国と韓国からの食品の検査を厳しくするか、魚も野菜も塩を使った食品も、一切の輸入を止めるべきです。これは日本の小児に発達障害や性同一障害の被害が増えないようにする措置です。