首相をずっと続けたい石破氏

　参院選で過半数以下になっても首相を続けたい、と大敗が予想された選挙戦中盤から石破首相は予防的発言をしていました。この“続投”発言は、辞める時の重みを付けるためか、本当に辞めたくないのかはっきりしないですが、本音は辞めたくないのでしょう。そのために、学生時代の様にカンペーまで用意して選挙演説をしていたくらいで、よほど首相の座にしがみついていたいのです。

　それにしてもこのカンペーは、信じられないほどの不出来です。手の持ち主が自分で書くには手首を異常に曲げないと書けません。選対本部長で腹心の木原誠二議員が甲斐甲斐しく書いたのでしょう。本来カンペーは試験官、つまり聴衆、に見つからない様に、手の平に書くのが常識です。こんなバレバレよりも、メモを手に持ってチラ見する方がよほど“忙しく働いている”感が有ります。
　選挙後２日目の２２日に、石破首相は進退を公式に明らかにするでしょう。もし、辞任しなければ信頼はゼロからさらに減ってマイナス値になります。

　逆に石橋首相が辞めると言っても、取り巻きの親中議員たちは尻尾切りをして生き残り、また悪さをするので自民党は結局だめですね。