アルテミス計画とは
4月4日にアルテミスⅡが月へ飛行中の記事を書きましたが、今後アルテミス計画については順次書くことになるので、最初から順を追って書くことにします。
アルテミス計画は、アポロ計画から半世紀経ってNASAが行う宇宙計画です。アルテミス計画の前に行われたアポロ計画は、最終目的が月面を歩くことだったのに対して、アルテミスは月面到着をスタートとする点が大きく異なります。月面に達してから行うのは順次難易度を増して、月面での長期間滞在を行うこと、月の資源探査や火星へ行く出発点とする、などの壮大な計画を持っています。
アルテミス計画はアメリカ合衆国連邦予算をメインとしたNASAとスペースX社、欧州宇宙機関、日本のJAXA、カナダの宇宙庁、アラブ首長国連邦の宇宙機関などが酸化しており、日本の役割は、日本人宇宙飛行士が参加するなどから、それなりの資金提供をしているでしょう。さらに、月面での乗り物の長期探査と居住用のルナクルーザーを、トヨタとJAXAが創ることになっています。

2022年11月16日に行われたアルテミスIでは、オリオン宇宙船を6日間の月周回飛行を行う無人運転して12月11日に帰還しています。26年4月に行われているアルテミスⅡは月との往復飛行を行うのが目的です。2027年に予定されているアルテミスⅢは、地球低軌道でオリオン宇宙船と月着陸船スターシップHLSの初飛行を行います。
アルテミスⅣは女性、有色人種を含む4名のクルーを乗せて月に向かい、月軌道で待機するゲートウェイで待つHLSとドッキングし、2名のクルーがHLSに乗り移って、月の南極付近に着陸する計画となっています。最初、HLSとクルーは月面で6日半過ごし、2回の船外活動を行って上昇し、月周回軌道で待機するオリオンとドッキング後に地球に帰還します。ゲートウェイとHLSは月軌道に残り、次の月着陸ミッションで再利用します。

上の写真で、中央の下側で4枚の電池パネルを放射状に持っているのがゲートウェイにドッキングしている地球と月の間の乗り物のアルテミスです。ゲートウェイ本体を隔てて上側に在るのが月着陸船HLSです。ゲートウェイは現在も活動中の国際宇宙ステーションISSを月の軌道に創るようなことであり、将来は火星への発進やその他の宇宙活動のベース基地となるのでしょう
以上がアルテミス計画のメイン活動ですが、今後月基地と月軌道上のゲートウェイの建設と補給や、観測機器や支援ロボットの準備などの輸送と準備が必要です。確認されていませんが、これ等の支援活動は商業用月面輸送サービスとして独自に行われるとのことで、日本の民間活力を国家事業に使うPFIと同じで、スピードとコストの面で効果的でしょう。
アポロ計画は初めてのことが多く、事故もありましたが結局は用途を見いだせずに尻切れトンボに終わってしまいました。アルテミス計画は、その点で宇宙利用を目的としており、技術や具体的成果もできて来るでしょう。
